タケノコ懐石列車

本日は、今年、最初で最後のタケノコ懐石列車が走りました。
専用テーブルが取り付けられる新型車両いすみ350型を使用したこのタケノコ懐石列車は、列車の中でゆったりとタケノコ料理を味わっていただく趣向で、1両に20名様限定のとても贅沢なプランです。
先日、事前告知の上、インターネットで発売したところ、発売後わずか1時間程度で完売になりましたが、「それならばもっと何回も運転すればよいのに。」というお声をいただいてはいるものの、今年は今日1回限りの運転です。
というのは、実はいすみ鉄道は先週まで菜の花と桜の季節で、お客様の輸送需要が多く、とてもじゃないけど乗せきらなくなる可能性がありましたので、優雅に懐石列車などやる余裕がなかったんですが、来週はもうゴールデンウィークですので、やはり、混雑が予想されるため、企画そのものができないんですね。
そして、ゴールデンウィークが終わると、もうタケノコのシーズンは終わりですから、今日の運転が今年唯一のタケノコ懐石列車ということなんです。
本日ご乗車いただきましたお客様は、本当にラッキーでしたね。
何しろ、いすみ鉄道の地元、大多喜のタケノコは日本で1~2を争うほどの味ですから、皆様ご満足いただけたことと思います。
ご乗車いただきましてありがとうございました。

1両に20名様のみのゆったりとしたタケノコ懐石列車。なんとも贅沢な空間です。

カップルでご参加いただいたお客様。いすみ鉄道初体験で大ファンになっていただきました。

[:up:]こちらは雑誌「鉄道ダイヤ情報」の助川編集長(左)と作家の結解(けっけ)喜幸先生(右)。昨年もこのタケノコ列車やビール列車にご乗車いただきました。
実は、来週3泊4日で交通新聞社の台湾鉄道三昧の旅に私はこのお二人と出かけるのですが、今日は打ち合わせを兼ねてご乗車いただきました。
といっても、お二人ともいすみ鉄道のWEBショップからご自身でお申込みいただいてのご乗車ですから、驚きました。
「何とか2人頼むよ。」と事前手配のご要望もなく、実にフェアですね。
もっとも、私に言われてもこういう企画で事前手配をするインサイダー的なことは、いすみ鉄道では便宜を図ることはできませんので、いつもレポートしてくれる川田さんも、ご自身でインターネットでお申込みいただいて、本日ご乗車いただきました。[:down:]
川田さん、ご乗車ありがとうございました。
鉄道雑誌の編集長でも、プレミアム車両オーナーの方でも、特別枠がないのがいすみ鉄道のグルメ列車なんですね。
どうもすみません。

おや、結解先生、2食目ですか?
大原駅到着後、折り返し列車の中でイタリアンランチボックスのふたを開けていらっしゃいます。
さすが結解先生。5月中旬までの限定発売のこのお弁当、今だけの貴重品ですからね。

昨日、NHK「おはよう日本」の土曜すてき旅のコーナーでもご紹介いただきました大多喜町ですが、沿線では菜の花がほとんど終わり、八重桜が見ごろを迎えています。