豆まきは大事です。

今日は節分。
日本全国で豆まきが行われたことと思います。
我が家では既に30を過ぎた一番上の息子が物心ついた頃から、つまり昭和50年代後半から節分には欠かさず豆まきをやってきました。
この30年の間に子どもが5人生まれて、大きな事故や病気もなく、家の中が平和でいられるのは、毎年成田山に初詣に行って、節分には家で豆まきをやるから、そのおかげなんです。
我が家の豆まきは、「鬼は外、福は内」という掛け声だったり、時には「鬼は内、福は内」だったり。
「鬼だって、寒いんだから家の中へ入れてあげようよ」と子供が言えば、
「じゃあ、そうしましょう。」と言って、鬼さんだって家族にしてあげます。
そして、家の中の部屋を一つずつまわって、全部の部屋に豆をまきます。
2階と1階と地下室とお風呂場、トイレを合わせると15の部屋全部に豆をまいて回るんです。
我が家が恒例にしているのは、初詣と豆まきとお彼岸とお盆のお墓参り。
それと、クリスマスツリーの飾りつけも大事ですね。
別に宗教がかっているわけではありませんが、所帯を持ってから30年以上、毎年欠かさず行っているんです。
ところが、昨年はこの豆まきをやりませんでした。
一番下の子供が中学生になって、年頃になったのか、「豆まきなんてやらない。」と言い出したんです。
今まではずっと小学生や幼稚園生の子供が誰かいたのですが、一番下の子供が中学生になったことで、小学生以下の子供が初めていなくなりました。
そして、豆まきをやらなかったんです。
そうしたら、3月になってカミさんが急に具合が悪くなり、突然入院してしまいました。
「チョット病院に行きます。」
そう言って病院に行ったところ、その場ですぐに入院です、と言われ、そのまま10日間入院してしまいました。
10月には今度は私が入院。
同じように、チョット病院へ行ったところ、そのまま入院と言われ、ひと月間家に帰ってくることができませんでした。
そして、今年に入って、シニアリーグの少年野球をやっている一番下の中2の息子本人が、「肘が痛くて曲がらない。」と言いだして、病院に行ったところ、肘の関節に異常をきたしていることがわかり、いわゆる野球肘というやつで、入院して手術をすることになりました。
今までお医者さんとは無縁だった我が家が、1年間のうちに3人も入院することになって、その3人目が自分ということで、中2の息子は、「やっぱり、豆まきをやらなかったからかなあ。」と自ら反省。
私は、「だから、豆まきは大事だって言ってるだろう。」
と、息子を諭しました。
そして、本日。
我が末息子は、自分から豆の入った入れ物を持って、家じゅうをまわり、それぞれの部屋に豆をまいて、窓を開けて、外に向かっても、ちゃんと豆まきをやりました。
ただし、「鬼は外、福は内」の掛け声だけは、隣近所に聞こえないように小さくぼそぼそという声でしたが、やっぱり、親の言うことは聞いておくものだ、と思ってくれたら大したもんですね。
息子はあさってから3~4日の入院予定ですが、ちゃんと自分で豆まきをやりましたので、もう治ったも同然です。
皆さん、やっぱり、豆まきは大事ですよ。