菜の花の時期は食堂車はやりません。

2月に入り今日は立春。
暦の上では春とはいえ、三寒四温といいますか、春のようなポカポカ陽気になったかと思うと、今日は雪。
でも、いすみ鉄道沿線では菜の花がポツリポツリと咲き始めていて、春の気配が感じられるようになってきました。
これから2月の下旬に勝浦のビッグひな祭りが行われるのを皮切りに、3月に入ると菜の花の時期を迎え、たくさんの観光客の皆さんが訪れる季節を迎えます。
ゴールデンウィークまでの間、いすみ鉄道では観光需要のピークで、毎年、対前年比でお客様の数が伸びてきていますが、今年はドラマなどテレビで取り上げていただく機会が多いことから、昨年以上の伸びを見込んでいます。
ということで、いすみ鉄道が時々運転している食堂車「レストラン・キハ」ですが、ホームページでもご案内いたしておりますとおり、イタリアンランチクルーズ、伊勢海老特急の両方とも、春の観光シーズンの期間中は運転いたしません。
この食堂車イベント企画は、秋から冬の閑散期対策として始めたもので、ピークシーズンはただでさえ車両が足りないのですから、乗せきれないほどのお客様がいらっしゃる時期に、のんびりと食堂車などやっていることは許されません。
色々な旅番組でご紹介いただき、「菜の花のシーズンにこの食堂車に乗りたい。」というご意見をたくさんいただいてはおりますが、専用車両を有しているわけではありませんので、本来の輸送に支障をきたす恐れは回避しなければなりません。
ということで、2月の後半からゴールデンウィーク明けまでの約3か月間は、レストラン・キハは行いませんのであしからずご了承ください。
また、この期間中は、黄色いムーミン列車も含めて、土休日の貸切対応もできません。
お花見などで列車を貸切りたいというご要望もいただいておりますが、大変申し訳ございませんが、2両編成でも乗せきれないほどのお客様がいらっしゃいますので、貸切の受け付けも一時中断させていただいております。
(夕方以降の宴会列車でしたら対応可能な場合がございます。)
現時点で旅行会社さんからすでに200件近い団体のご予約が入ってきておりますので、これからご予約をご希望される団体のお客様は、ご希望の時間帯の列車にご予約をお取りできない場合がございます。
ご不便をおかけいたしますことをお詫び申し上げます。
なお、キハ2連による観光急行列車は、2月22、23日は退役間近のいすみ200型3両編成で代走いたします。
以前は、イベント時などに時々見られたいすみ200型の3両編成ですが、この3月で201号車が退役となりますので、おそらく今回が最後になります。
なかなか貴重な急行運転ですので、ぜひ体験してみてください。(この両日は急行券の発売は行いません。)
3月上旬からは、首都圏色に塗られたキハ52と急行色のキハ28で運転をいたします。
キハ28からは当分の間テーブルを撤去して指定席48席(ロングシート部分は自由席)として運転いたします。
皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。