久々のパニック

先日、久々にパニックに陥りました。
私は若いころパニックにならない訓練を受けましたので、あまり取り乱したりしないと自分では思うのですが、それでも、昨年車に追突されたときなど、頭の中が真っ白になる時があります。
でも今回は、それとは少し違うパニックです。
先日、テレビ番組の取材を受けていた時のことです。
海外向けのテレビ番組のようで、インタビュアーから「社長さん、では、英語でインタビューをお願いします。」と言われました。
私はあまり深く考えずに、「まあ、良いですよ。」と応じたのですが、そこからが大変。
全く英語が出てこないんです。
インタビュアーが、英語で私に質問します。
質問の内容は、「沿線住民の皆様方の反応は、就任された時と今とでは違いますか。」とか、「都会のマーケットに向けて発信することに対して、当初からうまくいくと思っていましたか。」とか、「ローカル線を観光鉄道にすることで、どのような需要にこたえられると思っていたのですか。」というような事項なんですが、全く英語が出てこない。
テレビカメラとマイクが目の前にあるということもあるかもしれませんが、頭の中が真っ白になったというよりも、「あれ、どうしたんだろう?」という感じ。
「おかしいなあ。何で言葉が出てこないんだろう。」
ということで、最後には「やっぱり日本語でお願いします。」と降参しました。
正直自分がどうなっているのか、何で考えている内容の言葉が出てこないのか。
本当に意外な感じで予期せぬ出来事。つまり、パニックなんです。
以前は会社に行ってメールを開くと全部英語。
電話がかかってくると英語だし、現場に出ると英語。
そういう生活をしていて、だからと言って一生懸命英語を勉強したわけでもなく、今思えば、ただ何となく、毎日英語だったんです。
それが4年以上全く、本当に全く英語を使わなくなっていたのですが、気付いたらいざという時に出てこなくなっていたのです。
小学校の運動会で、お父さんたちがリレーか何かで走って、皆、ずっこけているでしょう。
あれ、本人たちは昔、若かったころの気持ちでいるけれど、実際の体はすっかりおじさんになっているから、意識に体が付いていかなくて足がもたれて転ぶわけですが、それと全く同じ。
テレビカメラの前ということもあるかもしれないけれど、ふつうにしゃべれると思っていたら、全然言葉が出てこなくて大平総理状態(アー、ウー)だったのです。
いやあ、どうしよう。
今、世界に羽ばたくいすみ鉄道を展開しているというのに。
これから、いすみ鉄道にはもっともっと外国人が多くなる。
そういう政策を展開しているのに、これじゃあ困った。
どなたか、英語のリハビリ方法わかる方、よろしくお願いします。
できればきれいな女性の方に個人レッスンをお願いしたいですね。
そうだ、いすみ鉄道の総務部長の必須事項に「英語が話せること。」と入れましょう。
そうすれば私の代理として対応してもらえますから。