森田健作君を励ます集い

昨日、幕張のホテルで 「森田健作君を励ます集い」 が開かれました。
森田健作さんは千葉県知事で、いすみ鉄道の大株主でもあります。
4年前に知事になられて、いすみ鉄道には色々な問題がありましたから、当時の状況では廃止にしてしまうことだって簡単だったはずです。
まして、対立候補の地盤でしたから、感情的にも面白くないものがあるだろうと私は考えていました。
ところが、私が就任してひと月たつか経たないかのうちに、知事はいすみ鉄道を訪問され、私にこういうのです。
「航空会社にいたんだって。だったらいろいろな物の見方ができるはずだし、アイデアもわくだろう。房総半島はポテンシャル(可能性)に満ちているんだから、ぜひ頑張ってほしい。期待してるよ。」 と。
そして、付け加えて
「ここはYさん(対立候補でいすみ鉄道前社長)の地盤だもんなあ。俺はこことC(地域名)では彼に勝てなかったんだよなあ。」と笑いながらおっしゃるのです。
ふつうだったらそうは言わないと思うんですが、この人はスケールが違うなあと思いました。
それから4年、私は私なりに頑張っていすみ鉄道を立て直してきました。
私のやり方は、ローカル線の再生というのは、一緒に地域も再生できる。そのためには観光客など他所から人に来てもらう必要があるし、他所から人に来てもらうためには、地域の魅力を最大限に引き出さなければならない。
ということで、ムーミン列車や昭和のキハなどを走らせて、お客様に喜んでいただくこと。
今までの鉄道会社のように、沿線の皆様に車から鉄道へシフトしていただく努力は一切していませんので、それが一部の皆様方からは批判の対象になりましたが、知事は、「君が思う通りやればそれでいいんだ。地域のためになることなんだから。」と、いつも笑顔で応援してくれています。
私の世代は森田健作さんの青春ドラマを見て育った世代です。
その森田健作さんからたくさんの励ましをいただいて、どれだけパワーをいただいたか。
そう考えると、今度は私の方から森田健作さんを励ますのが御恩なんじゃないか。
そんな気持ちで、参加させていただきました。
私の力など大したものではありませんが、千葉県は山の中のローカル線でさえ、集客力があるんだ、これがポテンシャルなんだ、ということを、これからも発信していきたいと思います。

おことわり
・本日のブログは知事選とは無関係です。特定の候補者の支持を訴えるものではありません。
・この集いへの出席は個人としてもので、会費はポケットマネーから出しています。
・私はあらゆる選挙にも立候補する意思はありません。
わかりますか、皆さん。
こうやって「おことわり」をしておかないと、すぐにいろいろなことを言ってくる人が出てくるのです。
私は、政治のような志の高いことはできません。
私が興味があるのは、どうしたら自分のお財布の中の1万円札が増えるかということで、当面の課題は、航空会社を辞めてしまって失ったものをどうやって稼ぎ出すかということなのです。