台湾国鉄

土日で台湾を列車で一周しました。
首都台北から花蓮、台東と回り、台東の近くの知本温泉で一泊。
翌日の日曜日に台東から高雄を回って台北を通り過ぎ、基隆まで走破しました。
台湾はちょうど九州と同じぐらいの大きさですから、
博多から大分、宮崎と回り、日南海岸に1泊。
翌日、宮崎から鹿児島を回って博多を通り過ぎて門司港まで走破しました。
と言えばわかりやすいかと思います。
そして今日は台湾国鉄の友人の招きで、台北駅にある台湾国鉄本部(台湾鉄路管理局)の資料室を見せてもらいました。
文献室と名づけられた部屋には台湾国鉄の貴重な資料がたくさん保管されていましたが、どれも私たち日本人から見ても懐かしいものばかり。
日本が作った鉄道が、日本時代そのままの方式で運用されているのです。


この赤い箱が台湾国鉄でも博物館入りするほどの歴史的資料なのです。
この間まで久留里線で使われていたものと全く同じです。
これが私が台湾国鉄にはまっている最大の理由。
運転席に乗せてもらっていると、
「開通オーライ(出発進行)」
「後部オーライ(後方確認)」と、日本の国鉄時代の喚呼がそのままに行われているのです。

そんな私が今回スポットを当てた車両はこのEMU1200型。
南アフリカ製の車両で、更新工事を経てもう20年以上も活躍している少数派ですが、前から気になっていたのは、この車両が釣り掛けモーターの特急車両だということ。
信じられますか?
高雄12:00発、基隆17:37着で5時間半かけて台湾を釣り掛け音で縦断する特急列車なのです。
今回はこのEMU1200を始め、タロコ号、日本製の気動車特急など各種列車で前面展望撮影をしながら台湾を一周したのです。
今度、いすみ鉄道ファンの皆様を台湾国鉄にお連れする打ち合わせも行いましたので、どうぞお楽しみにご期待ください。
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