私は鬼太郎が大好きです。

子供のころ、リアルタイムで鬼太郎を見ていたのが私の世代。
ゲッゲッ、ゲゲゲのゲ・・・・
小学校低学年だった私。
巨人の星も、天才バカボンも、モーレツア太郎も、レインボー戦隊ロビンも、魔法使いサリーも、サインはVも、あしたのジョ-も全部リアルタイム。
再放送じゃない!
今でも全部の主題歌を口ずさむことができます。
この間、風のフジ丸の音楽をCMか何かで聞いた気がしますが、何だったのだろう。
ずーっと行きたかった水木しげるの原画展。
本日最終日とあって、やっと出かけてきました。
水木しげる作品の中で、悪魔くんと河童の三平は実写版で見ていましたが、河童の三平の子役をやったのは忍者赤影の「青影」役だった金子さん。
同級生の金子君のお兄さんで、金子君の家に遊びに行くと、河童の三平がいて、可愛がってもらった記憶があります。
そんな私が訪ねたのは銀座の松屋デパートの催事場。
(東京の人は松屋デパートを「つや」と発音しますが、関西出身の友人は「まや」と言ってます。
私としては、後者は牛丼屋ですね。)

最終日とあってとにかくすごい人出でしたが、昭和の雰囲気を色濃く残すとても懐かしい会場でした。
ちなみに私が好きな妖怪は「たんたんころりん」「油すまし」と「ぬらりひょん」。
顎が張った「死神」はよく夢に出てきていました。

こちらはその隣の銀座三越。
昭和50年代前半、伯父さんからこの三越の屋上で空襲に遭った話を聞きました。
「銀座が爆撃されて、死ぬかと思った。敵の飛行機が去って下を見ると、4丁目の交差点に爆弾が落ちて、できた穴の奥に地下鉄の線路が見えた!」
その時の地下鉄とは銀座線でしょうか。伯父さんはそんな話をしてくれました。
今、その話を思い出してみて何が恐ろしいかというと、話を聞いたときが昭和52年ごろでしたから、その時点で伯父は32年前の昭和20年の話をしたわけで、でも聞いた私としては、それから既に33年が経過していて、50歳になってしまったわけで、「えっ、やばいなあ」と恐ろしく思うわけです。
水木しげるの原画展を見終わって、暑い銀座通りに出て、ふと気がつくと、銀座のデパートの屋上の角にひょっこりと妖怪が座ってこちらを見て「ニッ」と笑っていたような、そんな気配を感じた今日の銀座でした。
(気配を感じなければ、デパートを見上げて写真など撮らないですからね。)
いずれにしても、今ではすっかり田舎者になった東京育ちです。