岡田監督のこと

岡田ジャパン、すごいですね。
私は感激しました。
あれほどまでに前評判が悪かったのに、決勝トーナメントへ。
何か、私たちを元気にしてくれる、強い力を感じます。
岡田監督は、今まで何度も冷や飯を食わされてきた人です。
武骨で、無口だから、マスコミ受けしないのかもしれません。
でも、こういう岡田監督のような 「男」 は、今どき貴重です。
岡田監督の浪人時代、2度ほどお目にかかる機会がありました。
取材でヨーロッパへ行かれる時に、私が勤務していた航空会社を利用されたのです。
冷や飯を食わされている時ですから、座席はもちろんエコノミー。
でも、私は、フライトを任されるマネージャーでしたから、自分の権限を悪用して(!?) 前の方の座席にお座りいただきました。
「岡田さん、あなたは日本を背負って立つ人です。私はこういう形でしか応援できませんが、頑張ってください。」
そう言うと、彼は一言 「感謝します!」 とおっしゃられて、無口で無表情なはずなのに、取材スタッフと一緒にニッコリと笑ってポーズを取ってくれました。
今の活躍する姿を見て、私はとても嬉しく思います。
決勝トーナメントに進出しただけでもう十分な気がします。
これでいいじゃないですか。
日本の皆さん、あまり欲張らずに、岡田監督に 「ありがとう」 と言いましょうね。

[:up:] 2007年3月。成田からヨーロッパへ出発される岡田監督と取材スタッフ。