成田が心配です。

アイスランドの火山の噴火で、ヨーロッパの航空網がマヒ状態のようです。
私の古巣であるヒースロー空港も、もう3日も飛行機が飛んでいません。
明日も欠航が予定されているようなので、空港閉鎖が4日間になるのは確実の模様です。
火山の噴火で、火山灰が上層風に乗ってヨーロッパ全土に広がっているということは、飛行機にとってはとても恐ろしいこと。
火山灰の層に入ってしまい、上空でエンジンが停止してしまった例は過去にいくつもありますので、絶対に飛ばすことはできないと思います。
ただ、これだけ海外旅行が一般化し、外国との往来が多い世の中になると、日常的に飛行機を利用する人たちが多いので、今までにないような大混乱が発生するはずです。
ロンドンばかりでなく、パリもフランクフルトも飛行機が何日も飛んでいません。
首相を乗せた飛行機でさえ代替地へ非難する事態ですから、旅行を計画していた人たちは、多少の文句はあるとしても諦めるほかに方法はないと思います。
たいへんなのは働いている人たちで、飛行機が何日も飛ばないということは、会社としての収入がなくなるということですから、遅かれ早かれ、無給休暇を取れとか、何人辞めろとかいう話が出てくることになるでしょう。
外資系というところはそういうところですから。
一生懸命お客様の世話をしている仲間たちのことが心配です。
といっても彼らはいすみ鉄道よりは強固な基盤の会社に勤めているわけですが、自然災害を発端にした大きな波が押し寄せてくることになるでしょう。
現地に取り残されて帰れなくなっているお客様のことを考えると、1日も早い運航再開を祈ってやみません。