このところ毎日のように友人たちから私に励ましのメッセージが届きます。
北海道から九州まで、あるいは海外から。
皆さん私のことを心配してくれているようで、ご心配をおかけして大変申し訳ございません。
たいていの場合、こういうことがあると対人恐怖症になったり、あるいはお腹が痛くなって外へ出られなくなったりするものですが、私は元気。大丈夫です。
というのも、悪いことをしているわけではありませんし、鉄道を使って地域をどうやって盛り上げようかという算段をしているわけですから。
ただし、世の中には正義が1つだけではありませんから、私は私の正義に従って行動しておりますが、だからと言って周囲が間違っているわけでもありません。
2年前に就任した時にも申し上げましたが、私はこの地域にどのような皆様がお住まいで、これからどのような人に出会うか、巡り合うか、とても楽しみなんです。
これは半世紀にわたって日本全国の地域を回ってきた経験から得た勘とでも申しましょうか、はじめて住む静岡ですが、なんだか地元の人たちとの出会いがわくわくするんです。
世の中にはいろいろなところに構造というものがありますが、井川線の構造を変えて収支改善をすることで私はもっともっと井川線に時間を割くことができるようになれば、いろいろな人と知り合えるチャンスがやってきます。
そう考えると、私はわくわくしますし、楽しみでもあります。
だから、大丈夫ですので皆様どうぞご安心ください。
さて、今、本線ではパーシーが毎日のように頑張っています。
ふだんは後ろから電気機関車が押していきますが、平日の運転日はパーシー1両で客車3両を引いていますので、帰りは逆向きで帰ってきます。

お話の中にもよくこんなシーンが出てきますが、お尻を向けて走る姿はなんだかかわいいと思いませんか?
実はこれ、機関車の運転士さん(機関士さん)の訓練を行っているのです。
6月の試験を前に、2人の訓練運転士さんが運転操作の訓練を行っています。
トーマスやパーシーなどのタイプの機関車はタンク機関車と言って、短い路線を行ったり来たりするために作られた機関車なので、反対向きに走るバック運転が得意なんです。
だから、行きは前を向いて、帰りは後ろを向いて走る訓練をしているのです。

訓練は運転だけではありません。
今日は夕方5時過ぎまで駅構内で緊急事態が発生した時の対応訓練や、連結の訓練などをしていました。
もっとも、今回訓練を受けている運転士さんは新人ではなくて、すでに電車の運転やディーゼルカーの運転を長年やっているベテラン運転士さんです。
だから、非常時の取り扱いや緊急事態への対応などもきちんとできているのですが、ここで改めて再確認の意味も含めて、蒸気機関車の取り扱いを訓練しているのです。

でね、新金谷駅構内で、トーマスフェア会場のお客様が皆さんお帰りになった後、大声を出して1つ1つの動作の訓練をしていたので、私も見学しに行きました。
するとどうでしょう。


皆さんお分かりになりますでしょうか?
運転席の窓の下に区名札と仕業札を入れるところがあるのですが、右側の「新」というのは所属を示す区名札。新金谷機関区を意味しますが、その隣の仕業札の所には「訓練」の文字が。
細かいですねえ。
こういうところが大井川鐵道らしいと言いますか、皆さん、好きなんですよね。
好きな連中が集まっている会社ですから、こういうところまでこだわるんですよ。
こうして仕業札に「訓練」と入れることで、おそらく身が引き締まるのでしょう。
そんな訓練生に皆様方もエールを送ってあげてください。
ただし、訓練生ですから乗務中は真剣勝負で余裕がないと思います。
ちびっ子たちが話しかけても、愛想笑いもできないのではないかと思いますので、その点は切にご容赦いただきたいと思います。
若者たちが未来を切り開くために真剣にチャレンジしている姿は、美しいものがあると、私も40年以上前の訓練生時代を思い出すのでした。
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