バスタオルマネジメント

皆さんはバスタオルを何回使いますか?

何回、というのは、洗濯したてのバスタオルを、次の洗濯までの間に何回使いますか? ということです。

先日、友人と話をしていた時のこと、私が「同じバスタオルはだいたい3回は使うかな」と言ったら、とても驚いたんです?

「本当ですか? 汚くないですか?」と。

そりゃ、お前さんの場合はおっかさんが洗濯してくれる身分だろう。
俺だって、千葉の家にいるときは1回使ったら洗濯機に放り込むよ。
ていうか、何も準備しないで素っ裸になって風呂に入っても、風呂から上がるとバスタオルや下着類がきちんと準備されているというありがたい生活を40年以上続けて来ていますから、その彼が言うことはわかる。
だけど、同じバスタオルを使うのは汚いというのはどうなのかな?

私は続けます。

「だってさぁ、バスタオルはお風呂から出てきた時に使うんだぜ。お風呂の中で頭も体もきれいに洗って、そのきれいになった体に付いた水滴を拭くだけなんだよ。チ〇コだって、洗ったばかりだからきれいじゃないか。だから、バスタオルだって汚くは無いよ。」

おっかさんが毎日バスタオルを洗ってくれる彼は、私のことを気の毒そうな目で見つめ、何も言い返さなかった。
いや、あきれて何も言い返せなかったというべきだろうか。

これ以上言うと、私はただただ軽蔑されるだけだと悟ったので、この会話はそこで終了したのであるが、私はどうも納得が行かないのでありまして、だから今夜も3回目のバスタオルを使うのであります。

バスタオルは使った後、お風呂場にこのように掛けておく。
すると、翌日までにはパリッと乾いていて、洗い立てと同品質になっているのでありますから、全く使用するに問題ないわけで、これがしっとりと湿った状態で待っているとすれば流石の私も使うのは躊躇するでしょうね。

ではなぜ同じバスタオルを3回使うかというお話ですが、我が家のタンスには現在5枚のバスタオルが所属しており、交互に運用についていて、所属数と運用数の関係としては十分でありますから、別に同じバスタオルを3回も使う必要はないのであります。

ではなぜ、3回使うかというと、その理由はこうなのです。

私はだいたい3~4日に一度洗濯機を回します。
パンツや靴下などは1日1枚ですから、3日に一度ということは下着類は各3枚ずつ洗濯機に入庫してきます。
もしそこに、バスタオルが同じように3枚あったらどうなるか。
我が家の洗浄線がパンクすることになるのです。

洗ったバスタオルはこのように干すというのが私のしきたり。
シャツはハンガーに干すとして、パンツが3枚、ハンカチが3枚、そこにバスタオルが3枚あったとしたら、洗浄線から引き揚げてきた後の側線の有効長が足りないのと同様に、洗濯ばさみの数が足りない。
我が家にはこの洗濯ハンガーが1つしかないのでありますから、この洗濯ばさみの数こそが洗濯機に入れることができる絶対数となるのであります。

まして3回使うということは3日ということではなくて、大体そのうちに1~2日の出張が入る。
例えばバスタオルを2回使った状態で2泊の出張に出るとする。
出張から帰って来てバスタオルを使うとちょうど3回目になりますが、阪神タイガースならぬ下半身タイガースのピッチャーと同じように中2日の運用となりますと、バスタオル以外の洗濯物、すなわちパンツも靴下もハンカチも5枚になっていますから、そこにバスタオルが3枚入ってきたら、もう完全に洗浄側線はパンクするのであります。

皆様、この算数ロジック、お分かりになりますか?

つまりバスタオルを3回使うということは、3日間連続で使うとは限らないのでありますから、最重要案件としてはこの洗濯物を干すハンガーのキャパ、つまり洗濯ばさみの数をきちんとマネジメントしなければ、洗濯したものがあふれるわけですから、そこに於いて数的に一番洗濯ばさみを使うバスタオルの優先順位が低くならざるを得ず、だとすると、バスタオルは同じものを3回使用するという運用が我が家では適切であり、かれこれ6年目に入って久しい私のチョンガー人生から産み出された生活の知恵ということになるのであります。

ということで、悪夢のような洗濯が終わり、今夜も洗濯ものの数に対して洗濯ばさみが余りもせず不足もせずの状態で、ぴったり治まると、わたくし的には一杯のお酒がひときわおいしく感じるのであります。

どうだ、この生活、尊敬に値するだろう!

今夜はパンツマネジメントならぬバスタオルマネジメントのお話しでした。

こう見えて俺は苦労してるんだぜ。(爆)