先週のことですが、真岡鉄道を訪問しました。
真岡鉄道はご存じ第3セクター鉄道でSLを走らせています。
そして、そのSLというのは国鉄形のタンク機関車です。
JR各社でもSLを走らせていますが、大型のテンダー機関車ですから条件が違います。
そこで、真岡鉄道の担当者さんにお願いをして、SLの取り扱いなどを勉強させていただくために訪問させていただいたのです。
大井川鐵道は私鉄です。
私鉄というのはなかなか横のつながりがありません。
しかも静岡県内の私鉄は電車ばかりでSLをやっているところがありません。
私は就任していろいろ現場を見て歩くうちに、車両の整備や取り扱いが「昭和的」であることに気が付きました。
大井川鐵道はもう50年近く前からSLを走らせています。
今、SLを走らせている真岡鉄道や秩父鉄道、東武鉄道などの私鉄は皆さん後発で、導入時点では大井川鐵道に研修に来ていたんです。
ところが、老舗になればなるほど「時代遅れ」になっていくことも事実で、つまりそこが「昭和的」だと感じましたので、かつての伝手を活かして真岡鉄道さんで実際にやっていることを見学させていただくことにしました。
ということで、車両基地の中を見学させていただいたり、本社で研修を受けさせていただいたりと、2日間に渡ってお世話になりました。
真岡鉄道の皆さま、たいへんお世話になりましてありがとうございました。
大井川鐵道のスタッフもこういう機会は今まであまりなかったようで、皆熱心に勉強しておりました。
良いきっかけになると思います。
真岡駅のキューロク館に保存されている旧型客車。
大井川鐵道の旧型客車ですが、この客車もいいですよね。
こんな客車に乗って旅していたのは、もうかれこれ半世紀近く前になるのだ、ということを思い出しました。
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