今日もLCCオヤジ

昨日、就航初日のトキエアに乗せていただいた私は、前から見てみたかった場所に行きました。
それは雪原を走る馬。
馬というのは美しいですよね。
特に走る姿が。

別に私は競馬には全く興味はないですよ。
どちらかというと嫌い。

子供の頃、自分の父親が競馬にはまっていて、中央競馬だけでしたけど毎週のように出かけて行くわけで、「亮、お前も行くか?」と声をかけられる。

府中競馬なら新宿から京王線に乗れるし、中山競馬なら総武線。
電車に乗りたい一心で、「うん」と返事をすると、お袋が嫌な顔をするんですよ。

競馬に行く自分を正当化したい一心で息子に声をかける父親と、電車に乗りたい一心で父親についていく息子。
父親がいないときにお袋さんからさんざん愚痴を聞かされるわけでして、両親が不仲になった原因の一端は競馬にあると思ってる。
だから、あの競馬場の雰囲気や、競馬中継などはある意味トラウマになっているわけでして、「パンパカパン、パンパンパンパ~」というファンファーレの音も何となく嫌な思い出しかないのです。

でも、そんなことは馬には罪はありませんよね。
だから素直に馬は美しいと思うし、馬が走ってる姿はなおさら美しいと思うのです。
でも、競馬場にはいかないし、競馬中継も見ない。

だから、雪の中の馬を見たかったのです。

ということで、遠目に馬を見て満足した私は、千歳に戻って帰りの飛行機。
昨日は丘珠でしたが今日は千歳。
久しぶりに春秋航空を予約しました。

千歳から成田まで5800円ぐらいだったかな。
それに預入荷物を選択して、さらに座席を指定する。
保険も自動的に加入することになるし、決済手数料も取られるので、なんだかんだで10000円近くなるんですけど、まぁ、それでも安いと言えば安い。

で、私はいつもLCCに乗るときには座席指定をするんです。
春秋航空の場合は、最前列の座席は1200円だったかな?
足元がゆったりしているコンフォートシートと呼ばれる座席は900円だったと思います。
あるいは普通の座席でも500円払えば前もって窓側とか通路側とかを選べるし、友達同士で隣同士にもなれる。
でも、そうしないとチェックインで自動的に振り分けられたり、残った座席の中から選ぶことになるので、私はそういうのが好まないものですから、いつも非常口座席や前方の座席をお金を払って指定するのです。

今日の私は3A。
座席指定料金は900円でした。

機内の様子です。
最終的に前方3列、18席あるんですが、お客様は私を含めて3名だけでした。
4列目から後ろはびっしり埋まってるんですよ。
ほぼ満席状態。
でも、前方シートと中央部2列の非常口座席だけはこんな感じなのです。

これ、正直申し上げて赤組さん、青組さんよりも快適です。
クラスJシートなんて脂ぎったオヤジしかいませんからね。
こちとら、脂比べしてもしょうがありませんから、最近ではクラスJシートもあまり乗らないようにしているのですが、LCCだと料金払って座席指定した場合、ほぼ、お隣りは来ません。
ということが今日も証明されました。

LCCに乗るお客さんって、機内には何も期待していないというか、900円払って座席を指定するようなことすらしないということだと私は思います。
格安商品を購入する顧客の思考でしょうか。
900円がもったいないと思っているのでしょうか。
だとすれば、その900円を払えば快適な空間が高い確率で待っているということになりますから、JCGだプレミアだとか言って脂ぎったサモシイおじさんと隣り合うのであれば、私としてはLCCもありかな? なんて乗るたびに思うのですが、本日も全くその通りでした。

この座席、空席にしないで売ればいいと思うんですけど、どこもやらないのかな?

今度関係者にどういうコントロールをしているのか聞いてみましょう。

先月の羽田での誤進入による事故以来、各空港共にSTOPラインを塗りなおす作業をしているようですが、千歳もきれいにしたのでしょうか。
通常の空港の滑走路のラインは白ですが、雪国ではこのように黄色です。

滑走路に進入すると前方には雪雲が。

飛び上がってみるとこの通り。
千歳は晴れていますが、北広島あたりから先、札幌市内は降っているようです。
千歳と札幌って、本当にお天気が違うというのが今日もよくわかりました。

座席があまりにも快適で一瞬にして気絶した私はあっという間に成田着。
久しぶりの成田空港には当然ですが雪はありません。

でもって上越に戻ってきたら雪景色。

日本って広いなあ。

明日は金沢へお邪魔します。