私のふるさとの駅、ふるさとの鉄道

ユーチューバー鳥塚の鉄道動画。

今回は都営三田線です。

何しろ700タイトルありますから、ちゃっちゃとUPしていかないと、人生の残り時間が足りなくなりますので、このところ週に2~3本のペースで行きますよ。

ということで、東京生まれで東京育ち、30歳まで都民だった私のふるさとの駅は地下鉄の駅なんです。

都営三田線の板橋区役所前駅。
地元不動通り商店街にあった観明寺(かんみょうじ)保育園に行っていたころは中山道に都電が通っていました。そのころは大人たちは中山道のことを「電車通り」と呼んでいましたが、その電車がいつのころからなくなって地下鉄工事が始まりました。
道路に鉄板を敷いて、その下で地下鉄を掘っている開削工法。杭を打つドーン、ドーンという工事の音が私の子供の頃の思い出です。

いつの間にかその鉄板が消えてきちんと舗装されて、家の近くに地下鉄の通風孔ができました。
通風孔のことは母親は「空気抜き」と言ってましたが、その空気抜きは池袋東口のキンカ堂の前あたりにもありまして、下からときどき生暖かい風が吹いてきて、地下鉄のかび臭いにおいがしてきているのを喜んで待っていたガキでしたから、自分の家の近くにも空気抜きができたときには、「やった!」と思いました。

でも、空気抜きはできたものの、風は出てこないし音も聞こえません。
そりゃそうですよね。線路の工事が進んでいるだけで、電車はまだ走っていないのですから。

都営三田線、当時は都営6号線と呼んでいましたが、志村(高島平)-巣鴨間が開業したのが昭和43年(1968年)12月27日ですから、私が小学校2年生の時。
その年の秋ぐらいからでしょうか。
いよいよ空気抜けの奥からゴーッという音が聞こえて来て、生暖かい風が吹いてくるようになりました。
まだ駅はシャッターが閉まっていて入ることはできませんが、いよいよ電車が走り出す。
そんな期待に心躍らせたのであります。

その都営三田線に開業時から走り始めた6000形電車が1999年の暮れにいよいよ全車両引退する。そして新型電車でワンマン運転が始まるのに備えて駅のホームにはホームドアが作られることになりました。
私のふるさとの駅が大きく変わってしまう。
そう思ったので、今のうちにふるさとの駅、ふるさとの電車を記録しておこうと考えて撮影したのがこのDVD「都営三田線」です。

今から24年前の1999年の撮影。
私が39歳の時に撮ったものです。

この時の6000形電車はすでに2編成まで数を減らしていましたので、交通局にお願いをしてその2編成が地上区間ですれ違うように運用を組んでもらって撮影したのであります。

私の動画ライブラリーには1990年代から日本全国の鉄道を撮ってきていますので、廃止になった列車や、あるいは路線そのものが廃止になった区間なども数多く記録しています。

バイタリティーありましたね。
若かったなあ。

助手もつけず、カメラ2~3台持って基本的に全部一人で歩き回って撮っていましたから。

前回は札幌地下鉄をご覧いただきましたが、東京も大阪も名古屋も福岡も、地下鉄は2000年代にほぼほぼ網羅しております。
何しろ、都会っ子にとっては、地下鉄は一番身近な鉄道ですからね。

ということで、私のふるさとの電車、そしてふるさとの駅、どうぞご覧ください。

▼PC72 都営地下鉄「三田線」ダイジェスト版 (西高島平→巣鴨)
https://www.youtube.com/watch?v=RYgyADADJ7w

フルバージョン(西高島平-三田往復、高師平車庫入区)はオンラインサロン会員様限定公開、またはヤフオクで3000円で販売中です。

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p1097581585

良さがわかる人だけにお買い求めいただければよいので、ふつうの人は別に買わなくてもよいですよ。巣鴨まで見れば十分でしょう。
ていうか、巣鴨から三田へ行くところが工法が変わったりしていて面白いのですよ。本当はね。

1999年の都営三田線
ホームドア工事前
6000形電車
三田駅折り返し運用

これがこの作品の価値でありますから、Value for Moneyと思われる方はよろしくお願いいたします。

もう後継車両の6300も終わりが見えてきているようですから、地下と言えども景色はどんどん変わっていくのであります。