本日は雪月花「冬の新潟美食コース特別運行」がありました。
上越地域には冬の間食物を貯蔵する方法として古くから雪を利用していました。
雪室(ゆきむろ)や雪下(雪下)と呼ばれるもので、収穫した野菜などを雪と一緒に貯蔵したり、雪の下にそのまま寝かせておいたりなど、いろいろな方法で貯蔵することで、食べ物を保存するだけでなく、糖度を上げたり発酵させたりと食材そのもののおいしさを引き出すという食文化です。
この上越の食文化に着目したのが雪月花のアドバイザーの一人で法王のティラミスをはじめ、各コースのお料理をプロデュースする萩原勇作さん。
萩原さんが地元の新進気鋭のシェフ、信田紘基さんとタッグを組んで、地元の食材だけを使ったお料理を提供する雪月花特別便が本日運行されました。
メニューがこちらです。
そしてお料理はこちら。
三段重という制約の中でここまで食材にこだわったお料理が出されました。
こちらはアミューズ。
今回のコースの最大の特徴で、新しいサービスにチャレンジしました。
アミューズとはアミューズブーシュと言ってメインの食事の前に出される簡単なお料理の事。
私たちの時代はオードブルとかスターターなどと言って、カナッペやピンチョスなどがそれに当たるものでしたが、最近ではアミューズというそうで、これがなかなかその店のシェフの腕が試されるものとされているようです。
笹団子に見立てたキャベツで巻いたポテトサラダ
焼き芋に見立てた雪室リンゴとサツマイモ紅はるかの和え物
最中に見立てた豚レバーペーストと雪室ジャガイモとチーズのパテ
▼そして3年熟成させた柿酢です。
信田シェフ自ら乗車してお客様にご案内です。
二本木駅では雪月花の到着に合わせて雪で冷やしたお酒を試飲していただきました。
また、直江津駅では停車時間中に雪室関係の食材やオリジナル商品の販売を行いました。
今回のこの特別便で驚いたのは2号車がほぼシンガポールと台湾からのお客様で満席となったこと。
1月末に発表して売り出し開始した途端に予約が入り、あっという間に満席となりましたが、その半数が外国人のお客様でした。
特にプロモーションなどをしたわけではありませんし、旅行会社を経由する団体枠でもありません。
トキ鉄のWebサイトからのご予約です。
上の写真はその2号車の皆さんで、お酒を飲まない方々のためにアルコール度の無い甘酒を提供させていただきました。
これからコロナ明けのインバウンド戦略が必要になりますが、「なるほどなあ、こういうことなんだなあ。」と実感しました。
ということで、常連の皆様方でご予約が取れなかった方も多くいらっしゃると思いますが、これからもこのような特別便を定期的に運行してまいります。
次は3月19日の富山乗り入れですね。
どうぞよろしくお願いいたします。
▼1月30日付の特別便のお知らせ。
いろいろとこだわりが多くて準備に時間がかかり、発表が遅くなってしまいましたが、この後、あっという間に満席となりました。
https://www.echigo-tokimeki.co.jp/information/detail?id=1816
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