先日、新橋駅前に保存されているC11のお話しをしましたが、今日は動態保存されているC11に乗りに来ました。
北海道の釧網本線、冬のSL湿原号です。



私は往復とも編成の中に1両だけ連結されている昭和の旧型客車に乗りましたが、列車は満席。
すごい人気でした。
普通列車とは言え、指定席券が1680円で、その他に乗車券がかかるのですからなかなか良いお値段です。
それでも満席なのはすごいなあ。
何しろ2月の北海道ですからね。
そして驚いたのは外国人観光客がほとんどいなくて、乗車しているのは日本人ばかりだということ。
コロナの前までは半分ぐらいが外国人観光客、それも団体客でしたから到着するとすぐにバスで次の場所へ行ってしまうため地域になかなかお金が落ちません。
でも、日本人の観光客は皆さん地域で食事をしていただける。
それともう一つは、団体客は片道利用がほとんどですが、日本人の個人客は皆さん往復乗っていただける方が多くて、鉄道としても乗車率が上がっているようです。

そうおっしゃられるのは標茶町の佐藤町長さん。
副町長さんと一緒にSL列車のお出迎えです。
えらいなあ。
自治体の長が駅へ来て観光列車のお出迎えですから。
昨日今日始まったことではありません。
ずっと前から町長さん、副町長さんのどちらかが必ずSLをお出迎えしているそうです。

そして、今年も活躍していますよ。
標茶町の昭和の美女軍団。
特産の牛乳やたまごを使ったケーキやチーズをはじめ、いろいろな商品を今年も販売してくれています。
さらに、町役場で観光協会が駅におもてなしコーナーを作られたということで、なかなかすごいことになっておりました。
車掌さんもユーモアたっぷり。
適材適所の配置ですね。
乗務だから仕事だから、いやいや感満載の人が時々いますが、そういう方は観光列車に乗務をさせてはいけません。
これは能力の問題ではなくて、向き不向きの問題ですからね。
そういう人が乗務していると本人もお客様も不幸です。
その点でまさに適材適所でしたね。

釧路湿原を走り、


丹頂鶴もいましたよ。
どこかというとですね、

ここ、茅沼駅。
私の駅。
私は土地を所有しているのですよ。
だから私の駅。

ほら、MYドーリン。


帰り道の標茶からはタンク機関車C11お得意のバック運転。
これがまた絵になるんですよ。


列車の中では昭和の美女軍団の作品をいただきます。

ダルマストーブでスルメイカも焼いたよ。


途中の塘路駅では10数分停車。
皆さんホームに降りて来て撮影タイムです。
SLは大人気ですね。
廃止から50年近くが経ってもこれだけの人気ということは、これは単なるノスタルジーだけではないということですね。
SLは幅広いマーケットがあるということがわかります。

釧路到着。
車庫に引き上げていく湿原号の車両です。

そして釧路は夕陽の町でもあります。
世界3大夕陽だそうです。
あとの2つはどこかは知りませんが、今日は綺麗に見えました。
去年は悪天候で運休でしたが、今年は晴天に恵まれて遠くの山々もよく見えて、とてもラッキーな1日でした。
先日道内で放送されたNHKニュースの一コマ
標茶町のおもてなしの様子が紹介されています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230120/7000054423.html?fbclid=
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