ときめきステーション

久しぶりのお休みでボ~ッとしていると老化現象が進むのでしょうか。

なぜだか知らないけれど突然変なことを思い出します。

今日思い出したのは「ときめきステーション」。

そう、ときめきという名前の駅があったことを思い出しました。

新潟県西蒲原郡黒埼町。
新潟交通電車線の駅でした。
なぜ私が思い出したかというと、この新潟交通電車線を記録しているからです。

これがパシナ倶楽部で出した私の作品「新潟交通」です。
私は前面展望で全区間記録することをライフワークとしていまして、この新潟交通も当時東関屋-月潟間を走行していた全区間の往復を前面展望で記録していますが、その中にときめき駅が入っているのです。

始発駅の東関屋はこんな立派な駅でした。

そしてこれがときめき駅です。
テレビの再生画面を写真に撮ったものですから画質は悪いですが、DVDはもっときれいです。


Wikipediaにはこんな写真が出ています。

写真を見ればおわかりいただけると思いますが、この駅、新しい駅だったんです。

開業は1997年3月16日
そして廃止は1999年4月5日。

なんとなんと、駅として使われていたのは2年と20日。
おそらく臨時乗降場の類いを除けば正式な駅としては日本で一番短命だったのかもしれません。
新駅をつくると決めたときには廃止する計画は無かったんだと思いますが、いったい何があったんだろう。
名前のようにときめくことはなく、廃止されて、今は跡形もなくなっているのでしょうね。

私が乗車して撮影したのが1998年2月11日と5月11日の2回。
そろそろヤバそうだなと思って2月に訪ねて行ったら、4月に廃止宣言が出されて、慌ててもう一度5月に訪ねたのだと思います。

乗って撮って沿線を歩いて撮って。

ちなみに私がお気に入りだった駅は焼鮒(やきふな)駅。
なんだかおいしそうな名前でしょう。
伝説がある駅のようですが、私が気に入ったのは駅の古いたたずまいはもちろんなんですが、実はこの駅の近くを新幹線の高架が走っていて、数時間粘って新幹線と新潟交通の電車が行き交う瞬間を撮ろうと思ったのですがダメであきらめて帰ってきたことを昨日のように思い出しました。

終点の月潟駅です。

撮影から25年が経っているなんて驚きです。
当時私は37歳だったのであります。
あっという間ですね、人生は。


撮影データはこちら。

ということで、ちょっとだけYoutubeにUPしてみましたので、皆さんどうぞご覧ください。

新潟交通 前面展望Demo ときめき駅 ① 19980211(寺地→越後大野)

新潟交通Demo 車内199802

25年前にこんな電車が走っていたんですね。
今あったらこれだけで観光資源なのに、そういう考えに日本人は及んでいなかったということです。

「これだけの輸送量ならバスで十分だろう。」

皆さんそうおっしゃっていましたが、その結果として今の地方があるのだと私は思います。

もっともっと「ときめく」ことをしないといけませんね。

ちなみに前面展望本編は私のオンラインサロン(有料)で順次UPしていきます。
一応今となっては貴重な映像を収録する商品ですからね。

▼鳥塚亮のローカル鉄道オンラインサロン
https://lounge.dmm.com/detail/3777/index/

DVDは今でも時々売れています。

ご注文はこちら(パシナ倶楽部オンラインショップ)から。

新潟交通のページは◀こちらです。

実際にはこの動画よりももっときれいに見えます。(この動画はテレビの画面を撮ったものです。)

▼オークションでも出品中。
【パシナ倶楽部 直販】DVD PC034 新潟交通 未使用

宣伝しているわけじゃありませんので別に無理に買わなくても良いですけど。

ただ、最近私の作品に万以上の高値が付いているものがありまして、例えば深名線とかスーパー北斗とかですが、多分それは「もう手に入らない。」と思ってそんな高値が付いているのだと思いますが、そういうものを買われるぐらいなら正規の新品を買った方が良いですよという意味で、ヤフオクにも各種出品しているのであります。

何しろ、一応メーカーであり、出版元でありますから、私がオリジナルなのであります。

ということで、とにかく老化現象で突然思い出したときめき駅ですが、ちゃんと動画が残っているというところが、なかなかすごいと思いませんか。

大したもんだ!