夜行列車明けの昨日、私はふらふらしながらJTBが主催するツアーにアテンドしました。
このツアーは「上越リアル鉄道博物館プロジェクト」と銘打って、博物館というのは通常は保存されている文化財などが収蔵されているのですが、上越市にある今でも現役でリアルな鉄道施設を博物館ととらえて、親子で巡りましょうというツアーです。
私はちびっ子たちがお父さん、お母さんと鉄道の思い出を作ってもらうことがとても大事なことだと考えていますので、このツアーにはトキ鉄も積極的に参加させていただきました。
積極的にとは、つまり、ふだんはお話ができないような人とお話ができたり、ふだんは入れないようなところに入れたり、ふだんは見られないものを見たり体験できたりという、特別コースを作ってご提供させていただいたのであります。
▼こんな感じですね。
朝8時半、上越妙高駅に集合。
二本木ではヘルメットをかぶってスイッチバックの線路を見学。
これは楽しいねえ。線路を歩いてみんな大喜び。
このツアーの特徴は各地でクイズが出されること。
クイズに正解すると最後に素敵な賞品がもらえるという仕組みです。
直江津へ移動してレールパーク見学。
御弁当を食べて、動いているD51を目の前で見て。
車庫の中を見学してテンションが上がります。
それからくびきのレールパークへ移動して動態保存の軽便鉄道に体験乗車と見学会。
みんなリアルで動いている鉄道博物館です。
こういうツアーは最高ですね。
まして、道中約20問のクイズを楽しみながら歴史も学べるわけで、これはおもしろいですよ。
でもって、このクイズを考えてくれた人というのが北川宣浩さんと言いまして、1980年代にあった「アメリカ横断ウルトラクイズ」で優勝経験を誇るクイズ王の方というのですから、かなり本格派です。
旅先をクイズで巡るなんて意外と簡単そうに見えるかもしれませんが、ふつうの人では企画立案、そして実行ができないような旅行企画だったのであります。
意外と簡単そうに見えるかもしれないけれど、ふつうの人ではなかなか企画立案、実行ができない。
どこかで聞いたような話ですが、そう、私がローカル鉄道で実践していることがまさしくそれなのでありまして、例えば「国鉄形の古い車両を導入すれば人気が出る。」ということはすでに私が証明したのでありますが、「な~んだ、簡単じゃないか。」と誰かが真似したとしてもそう簡単にはうまく行きませんし、せっかくうまく行っているものをダメにしてしまう人もいるわけですから、つまりは簡単そうに見えても普通の人ではなかなか企画立案、そして実行して結果を出すことはできないのでありますが、北川さんのお仕事もまさしくそういうことなのであります。
ということで、北川さんが書かれた昨日のブログをご紹介いたします。
http://monokoto.jugem.jp/?eid=8785
簡単そうに見えたとしてもそう簡単にできるわけではありません。
どうやったらいいかはすなわち皆様方の側の問題だということなのですよ。
コロンブスの卵はそこら中にいるのでしょうけど、実は難しいことをいとも簡単に見せているのが私たちなのであります。
そして、「じゃあ、やってごらんなさい。」と言われてもそう簡単にはできない。
北川さんも私も敵が多いんだろうなあ、きっと。(爆)
北川さんと私。
北川さん、今回はありがとうございました。
ご参加いただいたちびっ子たち、いい思い出になるといいですね。
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