有難い一日

ありがとうという言葉は漢字で書くと「有難う」。

つまり有り難い。
有ることが難しいということですから、めったにないことということで、そういうめったにないような「うれしい」ことが起きたときの感謝の気持ちだと思います。

だとすれば今日の私はまさに有り難い一日。

何もしないで日が暮れた日なのであります。

よく、皆さん、「頑張った自分にご褒美」などと言われますが、私にはそういう感覚が全くない。
だから、人から見ると働いて働いて、そして働いていて、「いつ寝てるのですか?」と言われることもあるのですが、「ご褒美を上げる」などという自分の中で自分の気持ちをコンペンセーションすることは、私は必要ないと考えていますので、朝起きたら仕事をして、夜になったら「プハ~」ということなのでありますが、強いて言うならこの夜の「プハ~」がコンペンセーションですから、それだけで十分なのです。

でも、まあ、今日は、多分数か月ぶりに丸一日何もしない日。
こういう何もしない日というのは、私にとっては有難い日なのであります。

でもって、不埒な考えの私は、こういう時にはおいしい機内食が出るような国際線の飛行機に乗って、南の島のビーチできれいなお姉さんを眺めながらプハ~、したいのであります。


▲画像は参考です。

でも、私は不良亭主でありましたから、5人の子育てをしながらも、若いころからなんとか時間とお金を見つけては、カリブ海のグランドケーマンも、マイアミビーチも、ブライトンも、バルセロナも、サンタモニカも、ハワイのノースショアも、石垣島も久米島イーフビーチもみんな行きましたので、今さら行きたいところもなく、彼の地へ行っても食べたいものは限られますし、ビールは日本のビールが一番うまいし、だいいち一緒に行ってくれる人もいませんし、いたとしたらそれはそれで大問題ですから、結局は何もしない一日を有難く過ごさせていただいて、暗くなってからスーパーに出かけて、お総菜を買ってきては、いつものように有り難くプハ~!をさせていただいているのであります。

でも、こういう時間があると、いろいろふだん考えないことを考えることができるのも事実でありまして、上越地域の将来あるべき交通網とか、ローカル鉄道の意義とか、ホスピタリティって何なのだろうかなどなど、ボケ~っと考えることができた貴重な一日なのでありました。

ありがたやありがたや、でございます。

昨日は出張でしたし、今日はメールも開けておりませんので、ご返信をお待ちの皆様、申し訳ございませんが明日以降となりますことをお許しください。

そして明後日からまた出張なのであります。

社長はいつも出張ばかりで会社に居ない、と文句を言う人もいますが、そういう人は多分毎日会社に来て机に座っているだけで頭の中は日曜日なんだと思います。
管理職になると意外とそういう人多いんですよ。
仕事は自分でどんどん作っていかなければ、トップにはルーティンワークなど無いのですから。

そういう人たちは私から見ると、有難い、ではなくて、有得ない! ですね。