秋田内陸縦貫鉄道の状況

ご存じない方もいらっしゃると思いますが、8月12日からの大雨で秋田内陸縦貫鉄道線で土砂崩れや線路の路盤崩壊が数か所発生し、阿仁合-鷹ノ巣間で運転できない状況が続いています。

秋田魁新報8月13日付ネット配信記事


▲地元で内陸線の応援活動をする大穂耕一郎さん撮影の8月14日の線路。
上の写真ではよく見ると路盤がくずれているのがおわかりいただけると思います。

東北の人は我慢強い人が多く、こんな状況を受けても「助けてくれ!」なんてことを声を出して言いません。

そういうことをよくわかっている春田部長が、昨日今日と秋田と岩手を回ってお見舞いに行ってくれています。


IGRの浅沼社長さんと春田部長

実はIGRさんもその前の大雨で大変なことになったんです。


IGRいわて銀河鉄道さんの8月9日のFacebookページから。

私だったら「大変だ、大変だ!」と大騒ぎしますが、本当に東北の方は我慢強い。
IGRさんはその後復旧していますが、秋田内陸縦貫鉄道さんの方はちょっと時間がかかりそうな様子です。

もしかして、このまま廃線に、なんてことは絶対にないと思いますが、世の中自己責任時代で、特にローカル鉄道はこのところ風当たりが強いですから、やっぱり声を上げていかなければなりません。

ということで、秋田の人の気持ちがよくわかる春田さんがお見舞いに行ってくれましたので、私はそのことをこうしてブログに書いているのです。

秋田内陸線バス代行ダイヤ

すでに新学期が始まっているようですが、このバス代行ダイヤを見ると会社のやる気を感じませんか?
きちんと利用者の足をカバーする代行バス。
阿仁合駅でわずか数分で列車とバスがこれだけ多く接続するダイヤは、私は会社のやる気を感じます。

第3セクターという吹けば飛ぶような経営基盤でも、こうやって頑張っているローカル線があるのですから、皆さん、どうぞ応援をよろしくお願いいたします。