今日７月４日はIndependence Day。
そう、アメリカ合衆国独立記念日。
アメリカ最大のお祭りの日でありますが、実は、何を隠そう、観光急行運転開始一周年の記念日でもあります。
これから毎年、世界中のニュースで独立記念日が報じられると、それと同時に皆様方は「観光急行の運転開始日だ！」と思い出していただく日になるのであります。
さて、去年の３月にJR西日本から譲渡を受けた４５５・４１３系は松任工場できれいにおめかしをしてもらった後、電気機関車に引かれて直江津にやってきました。
そして先頭のクハが１両扇形庫に収まりまして、３両はATSの整備などの調整を行い６月下旬に試運転と相成りました。
この試運転を順調に終えた車両は、去年の７月４日に朝の快速電車から営業運転を開始をしたのであります。
そんな古い電車走らせて本当に客は来るのか？
来なかったらどうするんだ？
誰とは言いませんが、そういうことを重要な会議の場で平然と発言する人が複数いる中、私は「俺のやることにいちいち文句を言うな。必ず客は来る！」と押し切ったのでありますが、初日から今日に至るまで、おかげさまでお客様で賑わっているのであります。
なにしろ、コロナで緊急事態宣言が出ていて、田舎の町では自粛警察が暗躍する中でしたから、反対する人の言うこともわからないではなかったのですが、「じゃあ、どうするんですか？ どうやって稼ぐんですか？」という代案が何もないままでは単に「何でも反対」と言っているだけですから、それでは会社として何もやらないことを選択することになるわけで、だったらお前が社長でいる意味はないだろうと、アンチの皆様方のかっこうの餌食になるだけでしたから、どうせそうなるのなら押し切ってみましょうとなったのでありますが、あっ、実はこれ、私の独断じゃなくて、当時の会社の幹部の全員一致で「ぜひやるべきだ」となったのですから、ありがたかったのであります。
当時はまだ社長に就任して１年半ぐらいでしたが、夜行列車も成功させ、D51も持ってきたのですから、「社長の言うことに従ってみよう。」というムードができつつあったのだと思いますが、この観光急行の運転開始にはそういう裏話がありまして、大変だった分だけ会社の中が団結して、いろいろなダイヤを組んだり、企画したりできる組織になっていったのであります。
あぁ、思い出すなあ。
関係者の皆様、そしてご支援いただくすべての皆様、本当にありがとうございました。
さて、観光急行はこれから２年目に入るのでありますが、クハ455の検査期限が来年の6月でありますから、このままで行ったら2周年記念日はありません。
実にショッキングなことですが、これが現実です。
何もしないで「もう無理です。」と白旗を上げることは私はできませんので、いろいろあがいてみるつもりですが、「そんなことやって本当に客が来るのか？」という取締役会があるわけですから、延命のためには数字を稼がなければならないのであります。
う～ん。
どうしましょうか。
実はこの四五五神社も観光急行運転開始からあるわけでして、なんだかんだでお賽銭をたくさんいただいているのでありますが、このお賽銭の金額も取締役会を説得するための大切な積み上げでして、すでに１５０万は貯まっておりますが、まあ、あと５００万位今年中に稼ぎたいなあということで、乗りに来なくても参加できるお賽銭システムなどというものも現在進行形で企画しております。
その他、本日発売の記念乗車券セットなど、ご協力いただける品物はたくさんあるわけでして、全国どこからでもポチッとしていただければ、「ありがたや、ありがたや」なのであります。
何しろ検査は3両ですからね。
1両3千万としても、お賽銭では足りないわけでありますから、皆様方のご協力を切にお願いしたいところなのであります。
とりあえず、これを乗り切れば、向こう8年間ほどは明るい未来が待っているのでありますので、そこんとこ、よろしくお願い申し上げます。
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