年末年始安全総点検

今日から年末年始安全総点検が始まりました。

私は鉄道会社のTOPとしてかねてから懸案になっている箇所を見て回りました。

ここは二本木-関山間の福崎踏切です。
今年に入り、この付近で人がなくなる事故が2回発生しています。
冬に向けて閉鎖措置をしていますが、会社として早急に対策が求められるところです。

直江津や高田には雪はありませんが、この辺りまでくると一面の銀世界です。
杖をつく身としては、なかなか足手まといでしたが、皆さん気長に対応してくれました。

こちらは春日山-高田間にある焼場踏切。
ちょっとイヤなネーミングですが、津軽線にも火葬場踏切というのがあるのを思い出しました。

昔は人里離れたところだったんでしょうね。
その山裾に火葬場があって、そこへ続く一本道だったのだと思いますが、今は新しい住宅地が学校が向こうに見えるところです。
警報機も遮断機もない第4種踏切はきちんと把握しておかなければならない場所です。
本当なら廃止にするべきところなのですが、昔々からの生活路線になっているところもあるので、そう簡単には行かないのです。

こちらは焼場踏切から数百メートルにある飯(いい)踏切。
新しく改良工事が行われた最新式の踏切です。
ロードヒーティングなども完備しています。

実は私は413系観光急行が走り始める前からカメラを持って沿線をずっと歩き回っていますので、福崎踏切も火葬場踏切も何度も来ていますから、どういう場所かはよく知っています。
でも、ふつうは鉄道会社の社長がお休みの日に沿線をカメラを持って歩くなんてことはないでしょうから、視察行程にきちんと組み入れられて各所を再び見て回りました。

「俺、何度も行ってわかっているから行かないよ。」
と言うわけにはいきませんからね。

でも、担当者と一緒に行くといろいろ勉強になりますから面白いですよ。

ということで、明日は運行管理システムを回る予定です。