雪月花に乗ろう!!

朝から夕までとか、朝から晩まで、ずっと乗ってるのもいいかもしれませんが、やっぱり雪月花がいいなあ。

矛盾しているようですが、まぁ、観光列車にもいろいろな商品があって、それぞれのお客様がいらして、幅広いニーズに対応していくことが観光という仕事ではないかと思っているわけでして、例えば413・455の観光急行列車でも乗車券の他に500円の急行券を買うだけで乗れる自由席コースもあれば、お食事も出て、1ボックスを一人で占有できる「朝から夕まで」もありまして、皆様それぞれお好みに合わせてご利用いただけるということなのです。

ただ、それはどちらかというと電車が大好きで、ずっと乗っていたいという人たちに向けた観光商品でありまして、トキめき鉄道が今までにやってこなかった新規顧客の開拓をしているということになるのですが、私としては、最高ブランドの雪月花がやっぱり良いなあと思うのであります。

なぜならば、ちょっとだけ贅沢気分が味わえるからで、ときどき週末にはそういうちょっとだけの贅沢というのが人生にはあった方が良いのではないかと考えるからで、それが非日常体験ができる観光の価値だからです。

雪月花は今年デビューから丸5年を迎えておりますが、とにかく車両のグレードが高い。
何しろ新車で作りましたから。
観光列車というのはそのはしりであったいにしえの「サロンエクスプレス東京」から「アルファコンチネンタル」や「ゆふいんの森など」そのほとんどが国鉄時代から活躍していて余剰となった車両を改造して来た歴史がありますが、トキ鉄の雪月花はJR九州のななつ星や西日本の瑞風、東日本の四季島のように、新車で登場しています。
ところが、JR各社の観光列車は数十万円というちょっと手が出ないような価格設定になっていて、「乗ってみたいな。」と憧れを抱いたとしても、ほとんどすべての日本国民がお客様になれない気がするのに対し、雪月花は「手が届く憧れ」なんですね。

「いいなあ。」と思っても手が届かないのと届くのとでは大違いじゃないですか。

だからやっぱり雪月花は良いのであって、その位置関係が重要だと思うのです。

私の仲良しの友人で温泉ビューティー研究家の石井宏子さんはもう何度も雪月花にお乗りいただいていて、その度におっしゃるのは、「雪月花って、女の人がおひとり様で気兼ねなく乗れる観光列車なんですよ。そこがとてもポイントが高いです。」

確かにそうかもしれません。
そこがデザイナーの川西先生の徹底したデザインコンセプトの一つなのでしょう。

まぁ、「朝から夕まで455」が男性のお一人様が多いのに大して、雪月花は女性のお一人様が気兼ねなく乗れる。

こういう間口の広い商品構成って大事だなあと思うのであります。

ということで、この秋から冬にかけて、雪月花は各種コースを取り揃えております。
そして、何を隠そう、ご予約の出だしは好調となっております。

こちらは12月のカニコースのご予約状況。
けっこう埋まってきております。

コロナが落ち着いてきている中で、雪月花だけではないようですが、定員の少ない観光商品はどんどん満席になってくる傾向があります。

皆様、どうぞお早めにご予定を組まれることをお勧めいたします。

あぁ、また雪月花に乗りたくなってきたぞ。
この蟹のごはん、何度食べてもおいしかったなあ。

えちごトキめき鉄道 雪月花 予約サイト