仙台行の飛行機

航空会社はどうしてこうも敏感に対応できるのでしょうか?

東北新幹線が運休するとなったら翌日から臨時便です。

多分、鉄道会社よりも大きな組織で、難しい規定がたくさんあって、組合問題もあるでしょうし、できない理由を言い始めたらきりがないのが航空会社だと思います。
いくらコロナで便数が減って、乗務員がだぶついていると言っても、翌月のスケジュールは前月の20日までに言ってもらわないと困ります。なんてことはあると思いますよ。
でも、地震で新幹線が動かなくなった翌日から日本航空が3便、全日空が4便、東京-仙台間に臨時便を飛ばし始めました。

儲かるからとか、そういうことではなくて、輸送の使命を果たそうというポリシーからの運航だと思います。
鉄道会社も同じですが、輸送を預かる現場の皆さんは本当はこういう時に使命感に燃えて張り切る人たちばかりだと私は経験上感じています。
すぐに計画運休だとか言い始める上層部とは違うのではないかと思うのですが、きっと臨時便のクルーは胸を張って運航していると思います。

今月の羽田空港第一ターミナルです。
欠航便ばかりでお客様もまばら。
ターミナルは半分塞いでしまっています。

こういう状況ですから小型の飛行機で臨時便を数便飛ばした程度で、会社の経営が好転するわけではありません。
だったら余計なことをしないでおこうという考えの人もいるかもしれませんが、今回は日本航空も全日空も、なぜかやたらに使命感に燃えて張り切っているように見えます。

輸送を預かる会社や職員は、やっぱりこうでなければ。

今日はそんなことを感じました。

もちろん新幹線の補完としては数便の飛行機ではまかないきれませんから、高速バスのバス会社の皆様も臨時便を増発させて対応しているのは頼もしい限りです。
JRも常磐線経由で特急列車を延長運転していますね。

現場は頑張っている。

会社の姿勢はどうであれ、それが輸送に係る人たちの姿だということを理解していただきたいと思っています。


今日の羽田発仙台行の飛行ルート。
飛行時間約40分。
う~ん、乗ってみたいけど、趣味の対象にはしてはいけませんからやめましょう。