私が住んでいる新潟県上越市の本町商店街は、近代的な街並みの各所に百年以上続く老舗が立ち並ぶ興味深い町並みのところです。
私は毎日会社への行き帰りにこの商店街を歩いていますが、たいていは午前8時前と午後6時過ぎですから、その時はシャッターが閉まっている店舗も多いのです。
でも、お休みの時などの日中時間帯にぶらりと歩いてみると、いろいろなお店が開いていますから、いつも見ているシャッターが閉まっている街並みとは違っていて、なんとなく別の町に来たような気持になるから不思議です。
そんな時に見つけたのがこのポスター。
数か月前から各お店の前に1枚ずつ貼られているのは気が付いていましたが、1か所に全部まとまって貼ってあるのは初めて見ましたので、思わす写真を撮りました。
交通機関で働くみなさまへ、交通インフラを支えてくださり、ありがとうございます。
保育や学校関係で働くみなさまへ、子供の保育と教育を支えてくださり、ありがとうございます。
ごみ収集業者のみなさまへ、生活インフラを守ってくださり、ありがとうございます。
金融、行政機関で働くみなさまへ、コロナ対策に迅速な対応をしてくださり、ありがとうございます。
介護関係の皆様へ、いつも介護をしてくださり、ありがとうございます。
このポスターを見て、何だかとてもやさしい気持ちになりました。
きっと、思いやりがあるやさしい店主の皆様方が活動している商店街なんですね。
春以降、日本全国大変ですが、トキ鉄もご多分にもれず厳しい状況が続いています。
そんな中で、職員がみんなそれぞれ頑張ってくれています。
駅に勤務する人たちや乗務員たちはお客様と対面で接する仕事ですから、うつってはいけないしうつしてもいけない。そういう不安定な状況の中で、それでもトキ鉄は雪月花を除く全列車を、このコロナ禍の中、1本も運休することなくきちんと運転を続けてきています。
鉄道会社というのは、その仕事の多くは地道でコツコツと、黙々と仕事をしているところなのですが、そういうことを地元の商店街の皆様方がきちんとご理解いただいている。
そう考えるとなんだかうれしくなる高田本町商店街オリジナルのおもてなしのように感じます。
コロナがどうなるかは誰にもわかりませんが、皆様方同様に、地道にコツコツ、きちんと社会的使命を果たしていくことが、第一義的にまずやらなければならないことですが、そういう当たり前のことでも、先が見えない中ではともすれば揺らぎそうになるのも人情です。
そういう中で、とても力強い応援をいただいた気持ちになれるのが、この高田本町商店街のポスターなのであります。
気持ちのやさしい人が住む、やさしい商店街なのだと、感じる今日この頃です。
お気遣いくださいましてありがとうございます。
寒くなってきましたので、皆様どうぞお体にお気を付けください。
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