視察旅行2日目は一昨年の胆振東部大地震で大きな被害を受けた安平町へ。
ここには昨年道の駅がオープンして大人気になっています。
その道の駅の名前は「あびらD51ステーション」。
昨年の春にオープンして、この7月に100万人を突破したところです。
コロナの影響で閉館した時期があり、お客様も減っているにもかかわらず1年ちょっとで100万人ですから、何ともすごい人気のスポットです。
ということで、トキめき鉄道の社長になって初めて会社のスタッフを連れて視察に行ってきました。
ピカピカのD51。
運転席を見学できるとあってこの行列です。
▲自動販売機もD51。
2台並べて置くようになっているオリジナルデザインにも注目です。
でも、今どきD51もないもんだと思われる方も多いと思います。
この道の駅「あびらD51ステーション」も最寄り駅は日本で最後まで蒸気機関車が活躍した室蘭本線の追分ですが、さよなら列車が走ったのはいつの話かというと1975年ですから今から45年前。
つまり、50歳以下の方は蒸気機関車など知らない世代なわけですが、それでもD51の名前は今でも立派に通じるのです。
そして、ここ安平町のD51がすごいところは実際に動くということ。
ふだんは建物の中にしまってあるのですが、月に2回、第2、第4日曜日に自力で建物から出てお披露目があるのです。
建物から出たところです。
隣には有志が保存している特急車両が。
私も役得で運転席に乗せてもらい「出発進行!」
昨日の小樽の博物館もそうですが、何が大切かって、やっぱり実際に動くことでしょうね。
保存車両は全国にたくさんありますが、実際に動くということが人を呼ぶツールになるのでしょう。
考えてみれば昭和の時代から古い寝台車を利用した列車ホテルなど全国にありましたが、なかなか集客に苦労していた印象があります。
それもそのはずで、寝台車はやはり走らないと雰囲気が出ませんからね。
今回2日間の視察で、「実際に動くというのがいかに大事なことか」ということを学習させていただきました。
関係者の皆様、ありがとうございました。
▼昨年オープンした時に私が取材して書いたYAHOOニュースはこちらです。
D51を運んだだけで全国区の知名度に。北海道安平町にみる驚きの地方創生戦略
どうぞご一読ください。
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