尊敬する観光庁の田端長官がニュースに出ていました。
3月の訪日外国人旅行派は対前年比で93%減という発表です。
昨日、トキ鉄の乗客が8割減???とお伝えしましたが、それを上回る数字です。
JR各社も新幹線の利用者が去年の10%。
1割減ではなくて9割減ということです。
そして、現時点での回復の予定はありません。
そして、これは日本だけのことではなく、全世界が同じような状況ですから、アダムスミスが言うところの「富の創造」が停止している状況です。
こういう時にはどうするか。
黙って手をこまねいていたら今まで築き上げてきたシステムが崩壊します。
観光で言ったら、例えばホテルや旅館。
手をこまねいているうちに倒産したり廃業したりしてしまうと、コロナが終息した後に観光客の動きが始まってもそれを受け入れるところがありませんから、「富の創造」ができなくなるのです。
そうなると、回復にものすごく長い時間がかかる。
何しろバブル崩壊から30年になろうとしているのに、日本はいまだに脱却できていないわけですから、バブル崩壊よりもはるかに規模が大きくなりそうな今回のコロナ禍に対しては、つまりは初期消火を誤ってはならないのです。
数年後に物価が倍になっても構わないから、お金をたくさん印刷してたっぷり国民に配りましょう。
借金をしても良いので、今、死なないようにしなければならないのです。
お金を印刷すればするほどマネタリーバランスに影響が出ますから将来インフレになります。
そして、インフレになれば借金は相対的に目減りしますから、今はそれしかないんじゃないでしょうか。
一家に30万円とか、一人10万円とかケチなこと言わないで、国民全員に100万円無条件に配布したら120兆円。
良いんじゃないですか、そのぐらいやっても。
終息後に消費税が15%になろうが、国民は納得しますよ。
大切なのはとりあえず今をどうするかですから。
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