今度は信越本線

1969年(昭和44年)に北陸本線の糸魚川から直江津間が複線電化されて新線に置き換えられてこの10月に50年が経過しました。
これを記念して「懐かしの旧北陸本線シリーズ」記念乗車券を限定1000部で作りましたところ、ふた月ほどでほぼ完売となりました。

これに味をしめて「今度は信越本線だ!」と社長が号令を掛けました。

というわけではありませんが、「北陸本線の昔の写真はありませんか?」と地域の皆様方に一声かけたところ当時の貴重な写真がたくさん蔵出しされましたので、「それでは今度は信越本線は?」とつぶやいたところ、またまた貴重な写真を地元の皆様方からたくさん届けていただきました。

すごい地域ですねえ。

いすみ鉄道の時もそうだったんです。

地元の民さんに「木原線時代の写真ありませんか?」と声をかけたところ、貴重なお写真をたくさんいただきまして、それで記念乗車券を作ったことを思い出します。

トキ鉄沿線もまったく同じで、こういうのをマイレール意識というのだと思います。

みなさん地元の鉄道を愛してくれているのですね。
それも昨日今日の話ではなく、ずっとずっと昔から。


▲キマロキ編成と呼ばれる雪かき列車です。今の妙高高原駅です。


▲妙高高原駅は当時は田口と呼ばれていて、昭和41年9月までD51が走っていたんです。

そういえば、トキ鉄に就任した時に妙高市役所に御挨拶にお伺いしましたが、その時に、「妙高高原は昔田口って言われていましたよね。」と申し上げたところ、入村市長さんはじめ市役所の皆様方の顔色が変わったことを思い出しました。

「何でそんなことを知っているんだ? もう半世紀も前のことなのに。」

そんな表情でしたが、いえいえ、基本的な一般常識であります。
それだけ妙高高原も信越本線も全国の鉄道好きの皆様方から大きな注目を浴びている場所なのです。

以前にも書いたと思いますが、妙高高原駅の跨線橋にこんな銘板が貼ってあるのに気がつきました。

そう、「あれから60年!」
今度の12月21日でこの跨線橋が還暦なんです。

よくぞここまで頑張ってくれたなあ。

私も来年還暦なんで、そんな気持ちになりましたので、じゃあ、記念切符を作りましょう。

そう思いましてね、「なつかしの信越本線シリーズ」を作っちゃいますよ。

国鉄時代から私たちの先輩である先人たちが一生懸命頑張って守ってきた信越本線。
妙高高原駅の跨線橋がとても愛おしく思えるのは私だけじゃないでしょう。

還暦の12月21日に発売開始予定です。

トキ鉄のスタッフが限られた資料を基に一生懸命考えて作りました。

皆さんどうぞご期待ください。

って、「社長、まだいブログに書いちゃだめですよ!」って言われているのですが、まあ、社長特権でこのブログをお読みいただいている全国2万人の皆様方に、ここだけの話でそっと教えちゃいましょう。

5枚セット1000円だそうです。

聞いた話ですが・・・・

皆様、どうぞよい週末を。