三陸から帰着しました。

4泊5日の旅を終えて三陸から帰着しました。

今回は3月23日に開通した三陸鉄道の宮古-釜石間に乗ることがメインでしたが、ほぼ4年ぶりの訪問なのでせっかくですから盛から久慈までの全線163kmに乗ろうということで、だったら5日ぐらい必要だと考えました。
通り一遍に「乗り鉄」するだけなら1日でも良いのでしょうけど、乗って車窓から気になったところを実際に歩いてみるのが私の主義ですから(もちろんレンタカーですが)、往復も入れれば5日は必要で、それも旧JRの宮古-釜石間を中心に見ただけで、結局5日間滞在しました。

というのも、実は今、岩手県から「三陸防災復興プロジェクト2019」のお仕事をいただいておりまして、フォーラムのパネリストとかで人様の前でお話しさせていただくのですが、そういう大切なお仕事ですから、しっかり自分の足で歩いて目で見ないと、やっぱりお話になりません。
偉い先生方は得意の「視察」でチョロっと見て歩いただけで何でもわかってしまうかもしれませんが、私はそんなに簡単に理解できませんから、じっくりと5日を費やしたのであります。

陸中山田駅。
う~ん、確かに前もこんな駅でしたが。

とにかく全部流されちゃったところに新しく作ったのですから、面影があると言えばありますが。
ここには何度も来ていますから震災前の前面展望も2回ほど撮影していますので、明日、ライブラリーを確認してみたいと思います。

みんな新しくなっちゃいましたが、こんな建物も残されています。
無かったことにはできないんですよね。

あたりを動き回っていると山越えの小道でこんな神様を見つけました。

三陸鉄道の線路のすぐわき。
後ろを列車が通って行きます。
まるで線路の守り神のようですね。
鳥居が2つ並んでいるのが珍しいです。

この地域が無事に復興しますようにと願いを込めて手を合わせてきました。

そんな三陸滞在中に、どこかの県の阿呆な大臣がくだらない発言をしたものですから、私としては実に腹が立ったのです。そんな人間は大臣どころか議員の資格もありませんよね。

三陸鉄道の沿線はちょうど梅の花が咲いて、ふきのとうが出ている時期でした。
花粉症もぶり返しましたが、桜前線も北上中のようです。

5月の連休明け頃にでもまた行ってみようかなあ。
新緑の季節は、また別の表情を見せてくれるはずです。

本当に素敵な地域ですよ。