台湾から帰って来たらすっかり師走。
スーパーへ行っても、なんとなく商品の陳列がクリスマスであったりお正月であったり。
早いですねえ。
ということで、巷では忘年会の真っ盛りですね。
実は私、忘年会、新年会の類には一切出ないことにしておりまして、会社関係の忘年会はすべて部長さんにお願いしております。
その理由は、体が持たないからです。
いすみ鉄道の社長になって最初の頃は、義理もありますから、当然お声がかかればお断りしては失礼だと考えておりまして、きちんと全部出ていたのですが、田舎というところは、あちらを立てたらこちらも立てなければならないところですから、忘年会と新年会の時期は週に3つも4つも会合があって、日によっては重なったりするわけです。
「私は車ですから。」と答えても、それは車社会の田舎のことですから、お料理屋さんがマイクロバスを出してくれたり、居酒屋さんがワンボックスの車で送迎してくれるところがほとんどで、車を理由に断ることができません。私自身も嫌いじゃありませんから、ついついお言葉に甘えて腰を据えてしまいます。
そんなことをやっていたら、皆さんご存知のビョーキになって入院生活を余儀なくされたのでありますが、そんな私の姿を見かねて、大多喜の町長さんが、「社長、体を大事にしなよ。宴会なんか律儀に出ていたら体が持たないから、断らなきゃだめだよ。断っても大丈夫だから。」と声をかけてくれました。
私もビョーキから復帰したばかりで、実はあまり調子が良くなかったものですから、それ以来、そのありがたいお言葉に甘えさせていただいて、これから新年にかけての宴会関係には参加しないと決めさせていただき、実行しているのであります。
私のビョーキというのは、安倍ソーリと同じ潰瘍性大腸炎という国が指定する難病の一つで、この苦しみはなった人でなければわからないほどつらいものなのですが、そういう点では安倍ソーリのバイタリティーあふれる行動力や、野党からのいじわるにも屈しない姿勢を見るにつけ、私はソーリから実にたくさんの勇気をいただいているのであります。
政治の方針や政策についてはよくわかりませんし、いろいろな皆様方が、それぞれの御見解をお持ちだと思いますから、それは置いといて、潰瘍性大腸炎を患っている人が、バリバリと行動して、精神力も見せてくれるというのは、同じビョーキの人間としては実に心強い限りなのでありまして、その点については、このビョーキになった人じゃなければ辛さはわかりませんから、私はソーリを尊敬しているのでありまして、私も見習ってビョーキに負けないよう頑張ろうと思える心の支えがソーリなのです。
さて、世間はまさに忘年会シーズン。
飲食業の方々は書き入れ時であります。
私も肝臓のキャパを考えると、できるだけ義理のお酒ではなく、楽しいお酒を飲みたいと考えておりますので、全く飲まないというのではなくて、個人的な飲み会などには都合がつく限り参加したいと考えておりますし、毎日チビチビではありますが、至福の晩酌を楽しんでいるのであります。
そういう私としては、会社の帰りに車を置いて、そのまま飲み屋さんへ行って、歩いて帰って来て寝られるところがベストだということに気づいたものですから、大原の200坪の無駄に広い邸宅を移ろうと考えまして、新しくマンションを借りたのです。
ここがまた、ひとめ惚れするようなすばらしいロケーションで、会社からも程よい距離にあるものですから、こんなところに部屋を借りたら自宅には帰らなくなるだろう、というようなお部屋なのであります。
ここで、肝臓をいたわりながら、至福の時間を過ごそうと考えているのであります。
何しろ、ビョーキなものですから、無理をすると、再発してしまったら目も当てられませんので、だましだまし、至福の時間を過ごしたいものであります。
皆様方も、どうぞお体をご自愛いただき、年末年始を乗り切ってくださいね。
12月31日には、年越し夜行列車を運転いたします。
こちらもご期待ください。
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