ビートルズ特集。

NHKでビートルズ特集をやっていた。

思わず見入ってしまったら3時間経過していました。

 

ビートルズが来日して武道館で日本公演を行ったのが昭和41年。1966年ですから今年でちょうど50周年。

私は6歳でしたから、その時の記憶はありません。

ですから、私はリアルタイムのビートルズ世代ではありませんが、中学生ごろから音楽を聴くようになって、日本はフォークソング、洋物はビートルズというのが私の時代でした。

だから、今でもほとんどの曲は空で歌えます。

いや、忘れていたけど、曲の出だしを聞いただけで、歌詞を口ずさんでいる自分がいるのです。

 

英語を覚えたのもビートルズからだったんでしょうね。

 

さて、このビートルズ特集を見ていて私がうれしかったのは、団塊の世代以上のおじさん、おばさんたちが、ビートルズを聞いた瞬間に今でも青春していること。

大人たちから「ビートルズを聞いているというだけで不良といわれた」時代に、10代後半から20代前半だった世代が、来日公演から50年が経過した今、60代後半から70代になっているわけで、普段は難しい顔をしているおじさん、おばさん、おじいさん、おばあさんたちが、50年前の当時に「大人に対して意見を言っていた。」「親の世代に対して堂々と自己主張するようになっていた。」わけですから、そういう人たちが、今の時代の若者を非難できるわけありません。

つまり、私たちの先輩は時代のよき理解者であり、若者たちの気持ちを忘れていないということなんです。

 

そう考えると、日本もまだまだ捨てたもんじゃないような気がします。

政治が悪いとか、電車の中でシャカシャカうるさいとか、近所に保育園ができたら騒音だなどということは、いったい誰が言ってるんだ。

おじいさん、おばあさんたちは、もっとロックに生きるべきだ。

そういう姿を若者に見せるべきだ。

思い出に浸っているだけじゃなくて、それがビートルズ世代の責任だ。

 

と、50半ばで自らロックの人生を送っている姿を若い人たちに見せている私は、はっきりとそう思ったのであります。

 

「団塊の世代の人たちよ。若者の手本となれ。」

 

今夜の私からの諸先輩方へのメッセージであります。

 

それにしても、私が一番好きなビートルズの曲は出てきませんでしたね。

 

ジョージの曲だし、マイナーだからかな。

 

その曲名とは 「Don't Bother Me」 であります。

 

ほとんどの方はご存じないと思いますが、よかったら聞いてみてね。

 

 

昨日、今日と久しぶりにイギリスに振り回された気分ですね。