今日は予定通り団長と千春さんを連れて集集線に乗りに行きました。
台湾新幹線で台中に向かいます。
私一人だったら朝7時の莒光号に乗って4時間半かけて集集線へ出かけるのですが、この二人に往復10時間近く在来線に乗せたらたぶん発狂してしまうでしょうから、奮発して新幹線です。
彰化駅から集集線の始発駅二水まで莒光号に乗りました。
この列車は台北を朝7時過ぎに出る在来線の急行列車。私たちは9時20分に出て、新幹線で追い越してここ彰化でキャッチしました。
機関車が引く列車に乗って、団長も千春さんもすぐに気づきましたよ。
「発車の時にガクンって大きく揺れる。」ことを。
素晴らしい!
それ気づけば応援団の鉄男君たちと対等に会話ができますよ。
とはいえ、せっかく機関車が引く客車列車というすでに日本では絶滅してしまった貴重な列車に乗っているというのに、団長は駅弁を手にこの笑顔。
昨日まで駅弁祭りで毎日駅弁を食べていたというのに今日も駅弁。
実に不思議なんですが、台湾の食事は毎日食べても飽きない魅力があるんです。
莒光号が二水の駅に到着。団長はすっかり撮り鉄です。
そして集集線の列車がホームに入ってきました。
ちょうどやってきたのは「進化号」
ラッキーですね。
団長は撮り鉄です。
こちらは進化号の車内。
Mr. Tenという宇宙人だそうです。
集集線では昔ながらのタブレット交換が行われていますが、「団長、この駅でタブレット交換があるよ。」と私は言うと、団長はすかさずそのシーンを撮影。こういうところを撮るのは、完全に鉄分が濃い男になったようです。
でもって、千春さんは色気より食い気。
「おいしいねえ。」と台湾の駅弁が気に入ったようです。
そして終点の車埕駅に到着。
山の中の終着駅はちょうど上総中野のようなところですが、相変わらず賑わっていました。
特に何があるというわけではないのですが、構内は家族連れやカップルでいっぱいです。
私は2年ぶりぐらいに来ましたが、駅前にはコンビニやカフェができたりしていて驚きました。
10年ちょっと前までは、しーんとしていた終着駅だったのですから。
集集線に乗り鉄した後、私たちが訪ねたのは二水の隣の田中駅。
時刻は午後2時で、うだるような暑さのため、二人の手にはすでに大人の飲み物が。
なぜこの駅を訪ねたかと言えば、此処には大多喜町の手作り甲冑会が姉妹鉄道締結を記念して台湾国鉄に贈呈した手作り甲冑が飾られているからです。
なぜこの駅に飾られているのかというと、台湾新幹線の彰化駅と台湾国鉄との接続駅としての駅だからで、台北や高雄方面から新幹線でやって来た観光客は、この駅から集集線に乗り換えるからなのです。
ありがたいですよね。大切にしていただいていますから。
だから私は近くへ行くと必ず表敬訪問することにしています。
「大多喜町」「本多忠勝」が日本一の武将として台湾の皆様方に知られているわけで、いすみ鉄道の価値というのはお金では買えないものがあるのです。
おたっきーもいるし、姉妹鉄道調印の署名もディスプレイされています。
もちろん調印式の時の私の姿もあります。
かなり作り込まれた大きな展示物ですね。
ありがたいなあと行くたびに思います。
こちらがその田中駅の外観です。
私たちが田中駅に到着した約5分後に雷鳴が轟き始め、大粒の雨が降り出しました。
駅前の道が川のようになり、私たちも20分ほど雨宿りをしました。
とんだハプニングでしたが、これも何かの思し召しということにしましょうと3人で理解しました。(笑)
そして最後は新幹線で台北へ。
カケス団長が撮り鉄になった1日が終了しました。
お疲れ様でした。
明日は日本へ帰ります。
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