わ鉄が心配です。

わたらせ渓谷鉄道で脱線事故があったとニュースが報じています。

 

脱線事故を報じるNHKのニュース (←ここをクリック)

 

わたらせ渓谷鉄道はいすみ鉄道と同じ仲間の鉄道で、旧国鉄足尾線を引き継いだ第3セクター鉄道です。

少子高齢化で厳しい経営の中、観光列車を走らせて地域を盛り上げようと一生懸命頑張っている鉄道です。

 

ニュースの動画を見る限りは、カーブを走行してくる列車が、かなり向こうの方から土煙を上げながら走ってきていますから、手前から車輪を引きずって走ってきて、踏切のところでドンっと乗り上げた形です。

こういう脱線の瞬間の映像が動画で残っているということ自体大変珍しいことですので、原因究明の一助となるでしょうね。

 

この脱線事故のもう一つの特徴は、普通の旅客列車や貨物列車ではなくて、線路の状態を走りながら検査する新幹線の「ドクターイエロー」と同じ役目の事業用車両であるということで、列車が走ることによって、線路の幅がどう変化するか、浮き沈みがどう変化するか、それが基準値以内なのか、といったデータを取る専用車両でありますから、そういう車両が脱線してしまったということが大きな特徴で、なかなかわからない脱線のメカニズムもわかるようになるかもしれません。

 

いずれにしても、脱線した区間は不通になっているようですから、一刻も早い運転再開を願いたいと思います。

 

お客様や職員の方々にけが人が出なかったことが不幸中の幸いです。

 

わたらせ渓谷鉄道の皆様、頑張ってください。

 

皆様もわたらせ渓谷鉄道に声援を送ってあげてください。