昨日のブログで日産サニーの話を書きましたが、考えてみればサニーという車は10年以上前に販売中止になっているわけで、若い人たちは知らないかもしれませんね。
私が子供の頃の日産サニーのCM ←ここをクリックすると動画へ
1970年代当時はマイカーが一家に一台などという時代ではなく、特に都市部ではマイカーを持っている家はお金持ちか、お父さんがカーキチかのどちらかというほど、マイカーはあこがれの対象でした。
大人たちは、いつかはマイカー、いつかはマイホームを夢見ていて、テレビでは毎日こんなCMが流れていたんです。
アメリカのロサンゼルスでギター工房を経営している須貝さんの話をしたことありましたっけ?
須貝さんはフランク・ザッパ、ウォーレン・デ・マルティーニ、ジョー・ウォルシュ、スティーヴ・ヴァイ、マイケル・シェンカーといった有名なミュージシャンたちが愛用する「Performance」というギターを製作している会社の社長さんで、ハリウッドで長年ギター作りに励んでいらっしゃるその道の方で走らない人がいないほどの方なんですが、実は私、大昔にその須貝さんの家に数か月間居候していたことがありまして、その頃、須貝さんの愛車だった日産フェアレディーZ-280を借りてはよく乗りまわしていたんです。
もちろんアメリカの話ですから左ハンドルで、当時珍しかったクルーズコントロールなんてのが付いていて、20そこそこのガキが280Zに乗ってフリーウエイNO5を55マイルで走るのですから、相当いきがっていたわけでありますが、アメリカには当時からセルフのガソリンスタンドがありまして、燃料を入れるためにセルフのコーナーへ車を乗り付けるのですが、セルフのコーナーなのに必ず店員のお兄ちゃんが2人ぐらいやってきて、ガソリンを入れてくれるんです。
なぜなら、彼らは、280Zに触りたいから。だから、「運転しやすい?」とか、「スピードメーターは何キロまでついている?」なんてことを聞きながら、窓ふきから給油まで全部やってくれる。足りないのは助士席に乗せる金髪の美女がいないだけという、至れり尽くせりのセルフサービスなどを経験して日本に帰ってきたのですが、その後、所帯を持って、家族ができると車が必要になりました。
そして、その時に私が買った最初の車が日産サニーだったのです。
子供のころからCMで見てあこがれていたマイカー。
それも、あのフェアレディーZを作っている会社の車だから間違いない。
日産の車はアメリカのフリーウエイを、厳しい気象条件の中でも故障しないいい車だと須貝さんが言っていた言葉を思い出しました。
その頃のサニーのCMです。(1980年代) ←はい、ここをクリックしてください。
カッコ良いでしょう! ポールの声も聞こえてきて。
もっとも私が買ったのは新車ではなく、20万円で車検が2年付いた中古車ですけど。
それでも、私にとってはブランドだったわけですよ。
ちなみに私が買ったサニーのシリーズはこのCM ←はい、こちらもどうぞ。
私はいつもブログに書いたりする内容というのは、「自分が経験したこと」であったり、「自分だったらお客様になるだろうか。」とか「自分ならこの会社の商品を買うだろうか」ということですから、昨日のブログの内容だって、自分がそうしてきたことを書いてみたのです。
商品にはいろいろあって、それしかないから仕方なく購入するというものだってあると思います。
でも、ローカル線のような、都会の人間にとって本来不要である商品というのは、やはり「どうしたらお客様になってもらえるか。」ということを一生懸命考えていないと、すぐに誰も来てくれなくなってしまいます。つまりファンを増やして行かなければなりません。
でも、大きな鉄道会社って、「それしかないから仕方なく購入する。」という商品を扱っているところが多くて、そういう会社は、一生懸命自社のファンを作る努力をしていないような気がするし、自社のファンを増やすような取り組みもしていない。
というのが昨日のお話だったわけでありますが、私は高いお金を払う商品を仕方なしに購入するなんてことはしたくありませんから、先日も三重県の津市へ行くのに羽田から大阪へ飛んで、近鉄のアーバンライナーに乗って行ったりするのであります。
さて、そんな私のサニー愛でありますが、実は当時、本命の彼女がいたんです。
でも、それはちょっと無理だったんです。
だから、サニーにしたのですが。
その本命の彼女というのは、こちら。 ←こちらにてご確認ください。
カッケーなあ。
前にもご紹介したことがありますが、本当はこの車が欲しかったんです。
ああ、なんだか今夜は懐かしの車のCM大会になってしまいましたね。
従量制の方はWifiでお楽しみください。
って、最後に言っても遅いか。
こりゃまた失礼いたしました。
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