昨日は地元の鉄道ファンの皆様方と飲み会でした。
房総半島は天然ガスやヨウ素が取れるというのは有名ですが、鉄分もこんなに多いとは驚きました。
人口比率からしたら、大したもんです。
皆さんだいたい40歳から45歳の私から見たら若いファンの方で、つまりは思考が私とはかなり違っているようで、私の場合は蒸気機関車や旧型客車、旧型国電などが懐かしいのですが、彼らは183とか113などが懐かしい世代。165系などと言ったら涙を流して喜んでくれる年代です。
だから、キハ52がいすみ鉄道にやってきたときにはたいそうな驚きとともに、喜びもひとしおだったそうです。
その中の一人、左端にいる松本さんが、ものすごいものを見せてくれました。
▼これです。
よ~く見てくださいね。
分かりますか?
開業直後のいすみ鉄道の定期券です。
いすみ鉄道が開業したのが昭和63年の3月24日。
松本さんはこの年に大多喜高校に入学していすみ鉄道の定期券を購入されたのです。
開業から2週間後の4月5日の発行です。
そして、彼は大多喜高校で初代の「いすみ鉄道対策委員会」の委員長になられました。
それから30年近くが経過して、今でも鉄道ファンでいてくれて、いすみ鉄道を愛してくれているのです。
そして、今、いすみ鉄道でキハ52やキハ28が走っていることを「まるで奇跡だ」と喜んでくれています。
まあ、彼らにとってのキハ52やキハ28、キハ30は、私にとってみたら蒸気機関車に旧型客車、それに10系寝台車が連結されて今でも毎日走っているようなものですから、「奇跡」と言えなくもありません。
松本さんのような地元の鉄道ファンの皆様方から見たら、いすみ鉄道の今って本当に驚くんでしょうね。
何しろ女性のグループや家族連れが休みごとにたくさん乗りに来てくれているんですから。
だから、そういう昔からいすみ鉄道を見てきたファンの方々に喜んでもらえるということは、私にとっては一番うれしいのです。
ちなみに、彼らに言わせると私は「神」のような存在だというのですが、日本は八百万(やおよろず)の神の国ですから、神様にもいろいろあって、貧乏神もいれば疫病神も死神もいるわけですから、はたしてどうなんだか。
カケス団長に言わせると、「社長、また神(髪)無くなったねえ。」とのことなので、きっとカミナシ君なのでしょう。
まあ、子供のころから長年いすみ鉄道を見てきた地元の鉄道ファンの皆さんが喜んでくれるというのは、本当にうれしいのであります。
ところで、連休中は私がずっといすみにいるのを皆さんご存知のようで、昨日の彼らに続き、今日も明日も飲み会のお誘いを受けています。車社会の田舎ですから、飲み会には家に車を置いて駅まで歩いていくわけですが、私の家は最寄駅の外房線浪花(なみはな)駅まで徒歩40分。昨日も今日も明日も、テクテクテクテク徒歩40分を歩く生活なのです。
さて、次はどこで「奇跡」を起こそうかな。
皆様、どうぞよい休暇をお過ごしください。
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