初詣は出雲大社へ。

縁結びの神様で有名な出雲大社は女性に大人気の神社です。

 

でも、島根県ですから、ちょっと遠すぎますね。

 

そんなあなたへ朗報です。

 

いすみ鉄道国吉駅徒歩10分のところに、本家出雲大社の正式分院である上総出雲大社があるのです。

正式分院ですから、もちろんご利益も同じです。

場所は国吉神社の境内。

神社にもいろいろあるようでして、国吉神社は地域の神様として、つまり氏神様。

出雲大社は全国区の神様として、いろいろないわれがあるのですが、当時の地域の重鎮たちが、本家島根から呼び寄せたもの。

つまり、氏神様には氏子さんたちがたくさんいらっしゃるのですが、全国区の出雲大社様の方は、当時呼び寄せた重鎮の方々の末裔が細々とお守りしてこられましたが、数年前に法律が変ったことをきっかけに、「もう支えきれない。」という厳しい状況に陥りました。

出雲大社の方は氏子ではなくて信徒というそうですが、その信徒さんたちとは、洋品店の吉田さんや、月虹ひきだの引田さん、お米屋さんの石崎さんといった、今でも一生懸命地域を盛り上げようと活躍されていらっしゃる方々です。

ちなみに、出雲大社の境内の土地は、吉田さんのご先祖様が提供された土地だそうで、そういう、少数の地域を代表する方々が長年支えていらしたのですが、いかんせんもうギブアップしたい。更地にして、国吉神社に統合したいというお話が3年ぐらい前にありまして、その話を聞いたときに私は、「ちょっと待ってください。その前にやってみましょう。」と手を挙げました。

 

何しろ、私は就任直後にこの出雲大社にお詣りさせていただいたのですが、実にすがすがしい気持ちになる、いわゆるパワースポット。その証拠に、「もうだめだ!」と誰もが思っていたいすみ鉄道が、思いもよらぬ展開で今でも走っているわけで、つまりご利益が大きいのです。

その、パワーをいただいた大社様が、今、取り壊しになるかもしれないというのですから、今度は私が恩返しをする番だと思ったのです。

かといって、お金はありません。

 

でも、お金をかけずに、何とか再生できる道はないか。

今の時代、口コミでも何とかなるはずだ。

そう思って、本家本元の出雲大社の駅がある一畑電車とお話をさせていただき、入場券セットなどを作ったり、ブログで何度も紹介させていただいたり、ここ数年そうやって話題をまき散らしていたのですが、ちょうど1年前の今年の元旦には初詣客が2000人になりました。

それまでは数十人程度だった初詣のお客様が2~3年ほどで2000人ですからね。

国吉神社の宮司さんが兼ねているのですが、今ではお札やおみくじも常備されるようになって、だんだんと経営的にも良くなってきたような感じです。

つまり、大社様には奇跡的なパワーがあるということで、それを一番実感しているのが私なのです。

 

参拝のお客様がいらっしゃるようになると、境内も驚くほど整備され、今年は初詣のお客様がいらっしゃる前に、いすみ市がきれいなトイレを設置してくれました。

 

さあ、今夜も午後11時ごろから、地元の方々が信徒さんを中心に集まって、参拝にいらっしゃる皆様方をおもてなしいたします。

私ももちろん行きますよ。

 

実は、驚いたことに、ここには出雲大社だけでなく、日御碕神社と金毘羅様までそろっていますから、全部お詣りすればご利益ばっちりです。

お詣りの仕方は、出雲大社様だけは4拍手ですからお間違いの無いように。

 

あと、お賽銭ですが、こういう所でケチる人間は、所詮小物です。

でも、だからといって見栄を張っても下心が神様にはお見通しです。

ということで私はいつも500円。

ただし、大社様と日御碕神社と金毘羅様、そして管理をしていただいている国吉神社さまにも感謝して、500円玉4枚。合計2000円で、来年の運気もばっちり、というのがいすみのパワースポットの正しいお参りの仕方ということで、よろしいのではないでしょうか。

 

今夜は夜行列車企画(団体専用ですので一般の方はご乗車いただけません。)がありまして、午前1時から午前2時までの1時間、国吉駅に停車して、ご乗車のお客様を大社様にご案内いたします。

その時間帯には国吉駅で夜鳴きソバの販売も行います。

写真を撮りに来るだけでも結構ですから、皆様どうぞお越しください。

 

(近隣の住民の皆様方へのご配慮を忘れずに。)

 

ということで、今年1年、「いすみ鉄道社長ブログ」をご愛読いただきましてありがとうございました。

年末に来て、アクセス数が急にUPして、おとといは11万PV、昨日は17万PVを記録いたしましたが、常連の皆様方も、通りすがりの方々も、皆様方のご多幸をお祈りして、今年の締めくくりといたします。

 

どうぞよいお年をお迎えください。