今日は夏至ですぅ。
1年中で一番日中の長さが長い1日だそうですが、その夏至の季節に、北回帰線に近い台湾の田中駅へ行ってきました。
交通新聞社が企画し、いすみ鉄道社長がご案内する「台湾鉄道三昧の旅」です。
そのたびの様子は別途ご紹介させていただくとして、本日は、台湾国鉄の田中駅をご紹介させていただきたいと思います。
北回帰線は台湾南部の町、嘉義というところを通っているのですが、夏至の時期に台湾の南部に来ると、つまりはお天道様が頭の真上に来るということですから、いや、暑い暑い。
そんな中、なかなか来ることができなかった田中駅を訪問したのです。
実は、この田中駅は、いすみ鉄道と姉妹鉄道締結している集集線が分岐する二水駅の隣の駅で、近くに台湾新幹線の新駅が設置されたことから、台北や高雄などの都市部から集集線に乗りに来ていただく場合の接続駅として機能している駅なのです。
そして、台湾国鉄では、この集集線の玄関口にあたる田中駅に、いすみ鉄道のコーナーを設けてくれているのです。
場所はこの赤い矢印のところ。
ちょうど西部幹線と新幹線が交差するあたりです。
すぐその下に右に分岐しているのが集集線です。
▲ツアー御一行様、田中駅に到着です。
改札前のコンコースでいきなり私たちを出迎えてくれたのがこの甲冑。
昨年11月に、大多喜町の手作り甲冑会の皆様方が台湾国鉄に贈呈していただいた3体の甲冑のうち、1体は台北駅コンコース、そして2体はここ田中駅に解説付きで展示されています。
▲私と周局長さんが姉妹鉄道締結をした調印式の写真が展示されています。
大多喜町手作り甲冑会の皆様方の武者姿も。晴れ舞台ですね。
▲大多喜城、本多忠勝が大きく紹介されています。
▲駅長室にて。
▲ツアーご参加の皆様と記念撮影。
国と国とは正式外交をしていない日本と台湾ですが、鉄道を通じて、このように草の根外交をしていることは、私は大切なことだと考えています。
大多喜町や千葉県にとっても、とても意義あることだと考えておりますが、皆様はどのようにお考えになられるのでしょうか。
少なくとも、これだけの展示を台湾国鉄が行ってくれていて、特別な予算を取ることもなく、社長である私のつてを使って、市民レベルで交流しているのですから、私は、こういうこともローカル線の大切な仕事の一つだと考えております。
台湾国鉄の田中駅。
なかなか行かれる機会はないと思いますが、台湾の田舎の駅で、「大多喜」「戦国武将」「本多忠勝」って展示されているのは、私は誇りに思います。
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