祝! 小湊鉄道トロッコ列車営業運転開始

小湊鉄道のトロッコ列車が本日営業運転を開始いたしました。
おめでとうございます。
私は不在で、この週末はあいにくのお天気のようでしたが、沿線の応援団の皆様方の撮影されたお写真をご紹介させていただこうと思います。
(写真はすべてクリックすると拡大表示されます。)






良い景色だと思いませんか?
雨だろうがなんだろうが、鉄道が走ると田舎の風景は本当に引き立ちます。
小型の蒸気機関車が可愛い客車を引いて走る姿は、昭和の故郷の景色そのものです。
本当にいいものを走らせてくれますね。
行きはSL型機関車が先頭で、帰りは運転台が付いた客車(クハ101)が先頭です。
これはこれで絵になりますよね。




いすみ鉄道も負けてはいられません。
ということで、この土日は「雨の日スペシャル」でいつもと違うヘッドマークを付けて急行が走りました。
いすみ鉄道のような日帰り観光地は、雨が降ったらお客様が来てくれません。
そうなると、用意した弁当は売れ残るなど、せっかくの準備が台無しになってしまいます。
だから、それを少しでも食い止めようと、雨が降ったら「雨の日スペシャル」。
いすみ鉄道の昭和の急行列車は、雨が降ったら、いつもと違うヘッドマークをつけて走ります。
ということで、昨日は「犬吠」で、今日は「房総」。
雨が降ったらいつもと違う列車の写真が撮れるわけですから、「明日は雨だ!」と予報が出ると、いすみ鉄道沿線にはカメラマンが集まったりするのです。
今のところ準備してあるヘッドマークは、昭和30年代から40年代の千葉県の準急、急行、快速や海水浴臨時列車のもの。
「犬吠」、「房総」の他に、「水郷」、「うち房」、「フラミンゴ」、「京葉」などがあります。
どうしてこういうことをやるかというと、例えばスーパーマーケットでは「雨の日スタンプ2倍セール」などというのをやってますし、居酒屋さんでは「雨の日生ビール半額」などというキャンペーンをやったりします。
どんな商売も、自分の弱点を克服する努力をしているわけで、そうしないと、仕入れたものが無駄になりますし、予定していた売上が上がりません。でも、給料は払わなければなりませんし、固定費は当然出ていきます。
だから、いすみ鉄道も涙ぐましい経営努力をしているというわけですが、「雨の日には好きなヘッドマークを付けていいよ。」と社長が言えば、担当乗務員は「何を付けようかな。」と、前の日から考えて居たりしますから、雨の日がワクワク待ち遠しくなるというものです。
楽しいでしょう。
そう、いすみ鉄道は観光地ですから、観光でいらしていただくお客様のために、スタッフが楽しそうに仕事をしているというのがとても重要なんですね。
そう考えると、お隣の小湊鉄道さんでこんなに楽しそうなトロッコ列車が走り始めたのですがら、こちらも、トロッコ様サマのご利益を少しでも頂戴したいなあと、策をめぐらしている次第です。
おもしろいと思いませんか?
これから寒くなる時期に運転開始したトロッコ列車です。
このコンセプトは、素晴らしいと思いますよ。
今から、このトロッコ列車を一生懸命育てていきたいと思います。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
(写真撮影:渡辺新悟さん、古谷彰浩さん、吉田智和さん、鈴木和之さん、いつもありがとうございます。)