いすみ206号車が運用に入りました。

ここ数か月運用についていなかったいすみ200型206号車が昨日から運用に入りました。
いすみ200型は昭和63年のいすみ鉄道開業当初から活躍している車両で、2009年時点で6両が活躍していましたが、新型車両への置き換えが始まった2012年から徐々にその数を減らし始め、今では206号車が1両のみとなっていますが、予備車的な存在で、めったに動くことがなくなっています。
この206号車が、新型車両いすみ301が4年に一度の定期検査に入るために運用を離脱したのに伴い、昨日から営業列車への運用に入っています。


▲301号車が重要部検査に入りました。ということは、導入からもう4年が経過したことになりますね。



▲久しぶりに運用に入ります。




▲最近ではなかなか乗る機会がありませんから、この機会にご乗車ください。
といっても、206の運用は夕方22Dで出区して、翌朝の9Dで大多喜到着で入区。朝夕の補完輸送用ですから日中はおねんね。それも平日のみとなります。
301の定期検査は2月の中旬までかかる見込みですので、この206の運用は約1か月間続くことになります。
日曜日の夕方の15:58大多喜始発の66Dもこの206が入る機会がありますので、日曜日の15時過ぎに上りホームの後ろの洗浄線でエンジンをかけてスタンバイしていたらチャンスです。
今度の連休は11日でしょうかね。
このいすみ200型は国鉄末期、第3セクター鉄道専用に設計されたLEカーと呼ばれる簡易車両で、当時は全国で活躍していましたが、今でも走っているのはいすみ鉄道の他にはいくつもないようです。もっとも、当時の設計思想からすれば耐用年数15年程度と言われていた車両ですが、いすみ鉄道では大切に大切に使われてきましたので、今でも元気で活躍する姿をご覧いただけるのでございます。
検査期限としては平成30年8月まで走行することが可能ですので、できるだけ大切に使用していきたいと考えております。

この写真は昨年の暮れに奈良県の佃さんという方が送ってきてくれたミャンマー国鉄で活躍するいすみ201号車です。
いすみ鉄道カラーに塗り替えてもらって、ミャンマーでも大切に使用されていることがわかりますね。
この鉄橋は世界で2番目に高いと言われているゴッディー鉄橋で、観光ツアー用に使用されているようです。
いすみ鉄道からは合計4両がミャンマーへ送られましたが、2両はVIP車となり、2両は特別用として使われていて、あちらでも大切にされていることが良くわかります。
ありがたいですねえ。
観光ツアー用の列車の行先が「大多喜」になっているのが笑えます。
一度機会があったらミャンマーへ行きたいと考えております。
佃さん、ありがとうございました。
現役最後の1両となったいすみ200型206号車にぜひご乗車いただき、体験して、記録してください。