夜行列車運転報告

3連休は皆様いかがお過ごしでいらっしゃいましたでしょうか。
私は2泊3日の勤務が終わり、先ほど自宅に戻りました。
高速道路は大渋滞で、まともにいつものコースを帰ってくると2時間半ぐらいかかりそうでしたので、裏道を走って1時間40分で帰宅できました。
通常よりも15分程度長くかかっただけですから、うまく行きましたね。
さて、昨日の晩はいすみ鉄道では昭和のディーゼルカーを使用した夜行列車が走りました。
今回は第4回目で、スタッフもだいぶ手順に慣れてきましたのでスムーズにいきましたが、いくら交代制とはいえ、夜通し働いてくれたいすみ鉄道のスタッフには頭が下がります。
本当にお疲れ様でした。
このいすみ鉄道の夜行列車企画は、「DMH17の子守歌」ではありませんが、昭和の国鉄形気動車の座席でエンジンの音を子守歌に朝まで一晩過ごしましょうという企画で、一般の人に話をしても笑われるだけで絶対に理解をしてくれないと思いますが、私は「夜行列車に乗って目的地へ行く。」という需要は今の時代ですからもうほとんどないと考えていますが、「夜行列車に乗ってみたい。」という需要は必ずあるはずですから、それもいすみ鉄道のキハ52、キハ28の車内で一晩過ごすというのは、どんな高級ホテルよりも良いと思ってくれる人がいるはずだと考えて実施しているもので、おかげさまで昨日を含めて過去4回、満席でご利用いただいております。
さてさて、昨夜はどんな感じだったかというと・・・

[:up:] 夜7時に大原駅に集合です。
7時という時間は夜汽車には少し早すぎますが、それもそのはず。

[:up:] 集合したらすぐにマイクロバスでホテルへご案内いたします。

[:up:] ホテルへ着いたら夕食とお風呂タイム。

[:up:] 夕食はバイキングですが、外房の海の幸が別盛りで一人ずつ出され、皆様おなか一杯になっていただき、その後、ご希望の方は大浴場にゆっくりと浸かっていただきます。
今どきというか、ここ20年ほど、夜行列車の食事情というのはとても貧しくて、ひもじい思いをされた経験がある方も多いと思いますが、せっかくいすみ鉄道にいらしていただいたのですから、おいしいお刺身を召し上がっていただいて、温かいお料理でたっぷりおもてなしをしたいというのがいすみ鉄道の考え方です。

[:up:] さて、そうこうしているうちに午後9時20分。通常ならばここでお部屋に戻って「おやすみなさい」の時間ですが、御一行様は荷物を持って再びマイクロバスにご乗車です。

[:up:] 向かったのはもちろん大原駅。
つまり戻ってきたわけですが、そこへタイミングよくキハが到着。
ヘッドライトを浴びて皆さん撮影に夢中です。




[:up:] キハが入線しても、皆さん写真撮影に夢中でなかなか列車に乗ろうとしません。
それもそのはず。「準急」なんて幕表示ですからね。
座席指定で場所が確保されているのも、昭和の急行自由席の夜行列車に比べれば安心です。昔は座席の確保も難しかったですが、今の時代はそれじゃあ乗る気がしませんものね。




[:up:] ワンボックス専有プランのお客様にご協力いただいて、皆さんそれぞれの「正しい夜行列車の寝方」をご披露いただきました。

[:up:] こちらはロングシートプラン。
3名様お並びいただいておりますが、実際には皆さっんもっとゆったりとお座りいただいていますのでご安心を。

[:up:] 昨夜は紅2点。女性の方にもご参加いただきました。

[:up:] 国吉駅での撮影タイムは応援団の皆さんが飾り付けてくれたイルミネーションに包まれて。
こういうのも季節感があってよいでしょう。

[:up:] 大多喜駅ではホームにNゲージの模型屋さんが店開き。


[:up:] そして掛須団長率いる応援団の皆様方が「夜啼きそば」。
2日前から煮込んだチャーシューとポッポの丘のタマゴの煮タマゴをのせた特製ラーメン。お客様は40名なのにラーメンが53杯出たそうです。
スタッフも食べてるし、一人で2回食べたお客様もいらっしゃるようです。

[:up:] こうして、いすみ鉄道の夜行列車は、全線を2往復半して朝まで走り続けました。
(私は途中までお付き合いをして午前3時に大原の自宅へ戻りました。)
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。
いすみ鉄道の夜行列車企画は次回は来年の1月11日の運転です。
詳細につきましては いすみ鉄道ホームページ でご確認ください。
あさって11月26日15時の発売開始です。
定員40名様ですから、ご希望のお客様はお早めにお申し込みください。
1月11日の後は、予定しておりませんので、この機会をご利用ください。
価値がわかる人たちだけの旅行企画です。