国吉駅のもつパワー

土地には力というものがあります。
オカルトではありませんよ。
土地というのは、その土地が持つ力をうまく引き出すことが出来さえすれば、ものすごいパワーになるということです。
いすみ鉄道の国吉駅は、もうほぼ役割が終わった駅として、4年前の今ごろは誰も人が来ない、さみしい場所でした。
でも、私はこの場所にはすごい力があると信じて、この駅に思いを込めて、いろいろと活動してきました。
幸いなことに、駅前には商店街があり、駅舎は商工会と合築で、ということは、商売に明るい人たちが近隣に住んでいて、その方々が、「なるほど、鉄道というのはそういう使い方があったか。」と気づいてくれて、いつの間にか、国吉駅には人がたくさん来るようになりました。
ところが、国吉駅は、どんなに人がたくさん来てくれたとしても、私としては何か物足りない。
いったい何が物足りないのか、ずっと考えていて気が付いたのです。
「あ、そうだ。ここには列車がいない。」ということに。
そう、途中駅だから列車が発車してしまうと線路だけになってしまうことが何だか物足りなかったのです。
で、昨日の国吉駅です。
凄いでしょう。
いすみ200とキハ30といすみ300とキハ28とキハ52が一堂に会しました。

開業から20年以上ずっといすみ200型レールバスだけだった鉄道に、こんなに色々な車両が集結すること。
大きなチャンスに恵まれたと思います。
そして、その車両に乗りに皆様方がいらしていただくこと。
これも凄いことです。
だって、沿線には何もないのですから。
これが、私が信じて疑わなかった国吉駅の持つ力なんです。
今日から3月。
いよいよ春がやってきます。
ご旅行の計画は、どうぞ房総半島へお越しください。
そして、行きか帰りのついでで結構ですから、いすみ鉄道にお立ち寄りください。
皆様方のお越しをお待ちいたしております。
ところで、ここ国吉駅の商工会の2階の会議室で昨夜会議がありました。
ゴールデンウィークに開催する、第2回 「みんなでしあわせになる祭り in 夷隅」の実行委員会です。
その席上でこう言われました。
「あれ、社長、韓国にいるんじゃなかったの? 今日は来ないかと思ったよ。」と。
私は見かけ通り、身軽でフットワークが軽いのが取り柄ですので、韓国は行きましたが、すぐに帰ってきて会議に出席し、今はまた違うところに向かっているんですよ。
えっ? どこにかって?
そいつは明日のブログのお楽しみということで。(まるで番宣!)
皆さん、いすみ鉄道に来れば幸せになれますよ。
なぜならば、幸せというのは
「なれるかなれないか」ではなくて
「なるかならないか。」ですから。
幸せはあなたが自分でなるものですからね。
チャオ!