秋田内陸線に行ってきました。

昨日、秋田県の第3セクター鉄道 秋田内陸線に行ってきました。
阿仁合(あにあい)という山間の集落で 「秋田内陸線と地域のかかわりを考えるフォーラム」が行われ、講演者として呼んでいただきました。
秋田内陸線は現在存続がかかっている検証期間中で、ちょうど3年前のいすみ鉄道と同じ状況にあり、公募で選ばれた酒井社長さんが奮闘している鉄道です。
だから私としては他人ごとではないわけです。
で、行ってみて驚きました。
いや~、すごい雪。
毎日天気予報では北国は今年は大雪だと聞いてはいましたが、百聞は一見にしかず。
どんなに情報が発達しても、行かなければわからないことがあるということを今回も再確認させられました。
内陸線はローカル線の存在がひときわ輝いている鉄道です。
どういうことかというと、採算云々ではなくて、こんなに雪が降る山間では車じゃ話になりません。
夏に来たんじゃ気付きませんが、地域住民の足として欠かせない存在だということが嫌というほどわかりました。
さて、私はというと、羽田から天候調査中の大館能代へひとっ飛びで、相変わらずの不良応援団。
まじめにローカル線を応援していらっしゃる皆様からしたら、飛行機で行くなんてとんでもない、と怒られそうな行動ですが、皆様方に考えていただきたいことがあります。
ローカル線というのは、存廃論議が高まってきている段階で問われるのは線路の必要性で、その目安となるのは乗車人員。
でも、期限を切られて存続がかかっている今の内陸線のような状況では、何人乗ったかというよりも、いくら稼いだかが問われます。
つまり、500円とか800円の運賃を払って乗車人員カウントで貢献する時期はすでに過ぎていて、割引率の少ない新幹線で角館まで行って高いお金を払うぐらいなら、特割や早割の飛行機でサッと行って、目的のローカル線に乗るだけでなく、その鉄道が物販している商品をたくさん買うのが応援としては一番ありがたいのです。(いすみ鉄道も3年前はそういう状況でしたから内陸線の状況がよく理解できます。)
ということで、今回はたくさん商品を買わせていただき内陸線の現金売り上げに貢献してきました。
近日中に内陸線商品を大多喜駅売店で販売しますので、皆様ご協力ください。

[:up:]阿仁合駅 [:down:]しばらく使っていない車両はミルフィーユ(豚の角煮?)のように雪が積もっていました。


[:up:]列車の中は内陸線のフォーラムに行く皆さんで賑わっていました。ある程度の年齢になると、この雪の中、車は厳しいですよね。


[:up:]フォーラム会場にはたくさんの人たちがいらしていました。地元の新聞やテレビカメラも複数来ていましたが、関心の高さですね。
およびいただきましてありがとうございました。
これからもローカル線同士頑張っていきましょう。