今朝の沖縄

那覇空港から飛行機を乗り継いだリゾート島に来ています。
台風が接近しているので波が高く、サンゴ礁のクルーズなど海のレジャーはすべて中止。
でも、お天気は悪くありません。
東からの風が強くビーチには風紋ができています。

たぶんニュースや新聞では報じられていないと思いますが、このリゾート島の上を昨日も今日も朝から戦闘機が飛び交っています。
航空自衛隊の三角形の戦闘機が何機も同じところをグルグル回っています。
那覇から飛び立って訓練をしているのだと思います。
私は沖縄には20回ぐらい来ていますが、このリゾート島の上を戦闘機が飛び交っているのは今まで見たことがありません。
何のためにこんなことをしているのか。
それは、中国をけん制しているのだと思います。
この島の中央部には「おさびし山」の天文台のようなレーダーサイトがあって、西の方角をにらんでいます。
そのレーダーサイトに昨日はヘリコプターが発着して、物資や人員を運んでいました。
これも今まではあまり目にしたことがない光景です。
このように、中国の入口にいちばん近いこの島はにわかに活気づいているのですが、中国の方も同じようにレーダーでこちらを見ていますから、そのレーダーに向かって、那覇から次々と戦闘機が飛び立って、東シナ海の上空をグルグル飛び回っている機影を見せつけているのでしょう。
スポーツ選手は毎日厳しいトレーニングを積んでいますが、それは発表の機会があって、そこで優勝するためです。
自衛隊だって毎日厳しい訓練をしていますから、気持ちとしてはやっぱり、その成果を発揮したいのが人情でしょう。
不謹慎かもしれませんが、活躍の機会がありそうなので、皆浮足立っているのも事実かもしれません。
ということが、ここ沖縄にいると肌で感じます。
私は頭で考えるのが得意ではありませんので、実際にやってきて、肌で感じることをポリシーとしています。
日本人はもっと沖縄に来るべきだと思います。
別に普天間のデモに参加しろというわけではありません。
沖縄に来てみると、内地では感じることができないことを感じるわけです。
先週は台湾にいましたし、台湾へは行きも帰りも尖閣の上空を飛ぶわけです。
そうやってホットスポットの周りをうろうろしていると、東京にいる人にはわからないものを感じるものです。
近いうちに久しぶりに上海でも行ってみましょうかね。