本日のお客様

本日は国土交通省九州運輸局から3名の皆様が視察にお見えになられました。
企画観光部 交通企画課の鈴木課長さん、木村さん、津留さんの3名です。
九州といえば観光列車がたくさん走っているところで、私がいろいろと参考にさせていただいているのですが、その九州からわざわざいすみ鉄道に何をご覧になりにいらしたのかと不思議でしたが、ローカル線がどのようにして再生していく手がかりをつかむことができるのか、そして、地域と鉄道がどのように連携していったら活性化につながるか、ということをお知りになりたいとのことでした。
いろいろお話しするよりも見ていただいた方が早いので、さっそく国吉駅にご案内して、応援団の掛須団長と直接お話をしていただき、その後、街の駅「いってんべえ国吉」をご訪問いただき、吉田さんや地域の皆様方と交流を持っていただきました。
ローカル線の再生や地域の活性化について、国もいすみ鉄道をモデルケースにしていろいろお調べいただいているようですが、どこの鉄道にも当てはまるような公式や方程式などはありません。
私が毎日がむしゃらにやっていて感じることは、「そこに人がいて、それぞれの思いがあって、ベクトルが1つに向くと、とんでもない力が出てくる」ということ。
大切なのは「人」であるということです。
鉄道会社と地元の人たちが、ヒザつき合わして、時間を共有して、考えを共にしていくしかない、地道で泥臭いこと。
一言でいえば「勘」のようなものですね。
それにしても、先日お越しいただいた審議官さんも、本日の課長さんも、いすみ鉄道は初めてでないということは驚きです。
自分でお客さんとして事前にやってきて、いろいろご覧いただいた結果として、いすみ鉄道を取り上げていただいているというのがとてもうれしく思いますし、それだけ国も真剣になっているということなのだと思いました。
さあ、いよいよ国が動き始めたようです。
国が動いているのに県民や地元民がまだ寝ているようでは恥ずかしいですね。
千葉県が笑われないように、まだ寝ている人はいい加減に起きましょうよ。
先に目が覚めた皆さんはまだ寝ている人を起こしてあげてください。
「とっくに朝になっていますよ。」ってね。

九州運輸局のお二人と掛須団長。
遠くからお越しいただきましてありがとうございました。