昨日、新潟県糸魚川市の米田市長さんが大多喜にお見えになられました。
東京へご出張があり、そのついでに足を延ばされたご様子でしたが、糸魚川と言えば大糸線の始発駅。日本海に面したキハ52の故郷の町です。
大糸線は信濃大町の「大」と糸魚川の「糸」から「大糸線」と名づけられましたので、キハ52の故郷の町から、キハ52に会いに来ていただいたのです。
市長さんご自身も学生時代に大糸線で通学されていた御経験をお持ちとの事ですので、大糸線時代そのままのキハ52-125に再会されて、車内もご覧になられてとても懐かしいとおっしゃられていました。
大糸線の始発駅である糸魚川は、平成27年の新幹線開業に合わせて急ピッチでいろいろな工事が行われているようですが、今後、大糸線を観光路線としてジオパークとともにアピールしていくことで、地域振興にしていくプランをお考えのようで、現在金沢で保管されているもう1両のキハ52を新幹線開業に合わせて糸魚川で保存したいとのこと。
いすみ鉄道でキハ52が走り始めるまでにどのぐらい費用が掛かり、工事はどこが請け負ったのかなど、いろいろご質問されていましたので、もしかしたら、もしかするかもしれませんよ。
いずれにしても、北陸本線も大糸線も、今のままの地域輸送一辺倒では将来的に立ちいかなくなることだけははっきりしていますから、私がいすみ鉄道で行っている取り組みを一つのモデルにしていただいて、全国各地で、それぞれの地域にあった観光鉄道が実現すれば、廃止になるローカル線が一つでも減ることになると思いますし、それが、いすみ鉄道が地域の枠を超えて日本に貢献できる役割になると思います。
米田市長さんは民間ご出身の方でしたので、私の話を瞬間的にご理解いただき、「そうだ、大糸線沿線の住民を集めて、いすみ鉄道のキハ52に会いに来るツアーを企画しよう!」とおっしゃっていただきました。
そういう交流というか観光も楽しいのではないかと思います。
糸魚川にはC12も保存してありますし、北陸本線の旧線跡も残っています。
50歳以上の鉄男君ならばピンとくるでしょうが、東洋活性白土も糸魚川で、あのミニロコもあるそうです。
かつての国鉄時代の大糸(南)線が都落ちした電車の宝庫だったように、糸魚川が旧型車両の宝庫になる日も近いかもしれません。
市長さんとお話ししていて、そんな予感を覚えました。
その際には、是非私にプロデュースさせてください。
お話をお聞きしていて、とてもわくわくする市長さんでした。
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