三陸鉄道へ行ってきました。

皆様からお寄せいただきました義援金を届けるために三陸鉄道へ行ってきました。
5月7日で一旦集計した金額
義援金募金 560,236円
復興応援切符 346枚 × 700円 = 242,200円
合計 802,436円
三陸鉄道さんへのお届け分は 401,218円です。

[:up:]三陸鉄道本社にて、望月社長さんに義援金をお届けしたところ。
三陸鉄道の宮古駅は、駅前広場のすぐ手前まで津波が押し寄せたそうですが、駅舎等に被害はなく、被災された地域住民の皆様の足として、震災後わずか5日で一部区間で運転を再開しています。
なにしろ、リアス式海岸地域で車を流されてしまった住民の皆様にとっては、鉄道が本当に力強い大切な足なのです。
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三陸鉄道望月社長様からの鉄道ファンの皆様へのメッセージ
「このように、たくさんの皆様が応援していただいていることは、とても力強く感じます。自分たちは忘れられていないんだ、と思うと、たいへんありがたい気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
三陸鉄道は大きな被害を受けましたが、私たちは3年以内に全線復旧させるということで頑張っています。
絶対に廃線にはさせません。
たくさんの困難が待ち構えていることは十分承知していますが、社員一丸となって頑張っていきますので、どうぞ、これからも三陸鉄道にご声援をよろしくお願いいたします。
今回は本当にありがとうございました。」
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とにかく皆さんすごいですよ。
ほんの数百メートル離れたところでは、家が倒壊している地域ですが、沈んだり悲観したりするイメージは全くなく、皆さん復興に向けて活気づいているように感じました。
私も、望月社長さんの口から、「3年以内に全面復旧」という言葉を聞いて、とても力強いリーダーシップを感じました。
百聞は一見にしかずと言いますが、行ってみて分かったことは、本当にひどい状況であるということと、人々が皆、将来を見て前向きになっているという2つのこと。
自粛なんかしている場合ではないと思いました。

[:up:]同行していただいた女優の村井美樹さんと宮古駅で



[:up:]島越駅の惨状
この状況にあっても望月社長さんは、「この斜面を利用してバリアフリーの駅舎を作り、ホームはここに設ける」と、具体的なビジョンをはっきりと示される姿に、強いリーダーシップを感じました。
南リアス線の状況
北リアス線は島越で線路が分断されているため、両端で折り返し運転をしていますが、南リアス線の方が被害が大きく、特に盛駅を出たところの橋梁と、釜石駅の近くの橋梁が、津波ではなく地震そのものによる橋脚破損など、大きな被害が出ているようです。
北リアス線は2年後。南リアス線は3年後に復旧させます。とのことでした。