滑走路ビュー

日本全国どこへ出かけても気が休まらない私。
なぜなら、鉄道会社の社長と鉄道DVD制作会社の社長をやっているので、鉄道が走っていると、列車の時刻が気になるし、カメラを持って撮影に出かけたくなるから。
だから、完全なオフを取るためには沖縄の、それも離島に来るしかないわけです。(本島にはモノレールがある!)
そして、ビジネスプランをゆっくり考えたり、客観的に自分を見るなど、充電をするわけですが、そう思ってやってきた南の島で滞在したホテルは真正面に滑走路が見える部屋。
つまり、ランウエイ・ビュー。
朝から晩までいろんな飛行機がやってくる。
東京では見られない飛行機ばかりだから、気になってしょうがない。
鉄道がないところでも何だか休んだ気がしない、というか、ボーッとできないわけです。

そういえば、昔は離島便の操縦士になりたいと思っていたこともありました。
朝出かけて、夕方帰ってこれるパイロットってなかなかありませんからね。
青い海の上を飛んで、積乱雲や台風と戦って、そういう飛行にあこがれていたものですから、目の前の滑走路にブーンと音がするたびにカメラを持ってバルコニーに出る。
いちいち面倒だから、バルコニーに沖縄の飲み物を置いて、飛行機待ちの間に酔っ払って、爆音で目が覚めるのでした。

あっという間に休暇が終わり、明日は千葉へ帰ります。
ずいぶんと性能の良い急速充電なのです。