風雪に耐えてきた顔

永年の風雪に耐えてきた顔。
いい顔してるよね。

やっぱり私にはスクラップにするなんてとてもできません。
皆さんもそう思うでしょう。
でも、大きな力に負けてしまう。
私も1鉄道ファンだったら、さよならの追っかけをやって、記録にとどめておくのが精一杯。
島原のキハ20も、米坂の28・58も、はやぶさも、富士も、出雲も、あさかぜも、さくらも、みんな去っていってしまった。
せめてパシナでDVD化して記録したのが当時の私にできることだった。
だけど、今回は、いすみ鉄道の社長だから、せめてこいつだけでも残してやりたいと思って、目の前に立ちはだかる大きな壁に向かって行ってるのだ。
1鉄道ファンにはできないけど、社長だったらできる!
だから、みんなの声を代弁して、こいつの活躍の場を作ってあげたいのだ。
深い雪に覆われる急峻な山岳路線から、温暖なお花畑の里山の路線へ。
いすみ鉄道は彼が余生を送るのに、ぴったりの場所だと思いませんか?
皆のために、いつでも会いたいときに会えるようにしてあげたい。
それが私の正直な気持ち。
今度の休みにはいすみに行こう!
来春からは、これがみんなの合言葉になったら、それだけで楽しいね。
お花畑をのんびり走っている姿、それが私の夢なのです。
もう少しで手が届くところまできました。
あともう一歩です。

[:up:] 向かい合わせの座席、窓の開く車両でお弁当を食べる。文庫本を読む。昼寝をする。
ついこの間まで、日本中で見ることができたシーンが、もうじきいすみ鉄道だけになる。