「社長、日本テレビのズームインスーパーのTさんからお電話です。」
と、電話を取り継がれました。
はて、日本テレビに知り合いいたっけ?
思い出そうとしても、なかなか思い出せません。
いやはや、年だなあ、と電話に出ると、
「おい、鳥塚。おれだ、T だ!」
「T? T 誰だ!」
「つよしだよ、つよし。」
「えっ、椎名町のTか?」
そう、高校時代の同級生からの電話でした。
30数年ぶり。
彼も「鉄」で、よく電車に乗りに行ったり、家で遊んだりした仲。
大学生になってから、会っていない。
今、報道部門にいるらしい。
私のことは昨年いすみ鉄道の職に就いたときから気にはなっていたらしい。
同じ名前で、年も同じ。鉄道が好きなのは知っているけれど、まさか30年以上も同じ鉄道趣味をやっているとは思っていなかったようだ。
先日、NHKのおはよう日本で私のことを報道していただきましたが、その時、35年前に室蘭本線のD51の前で撮影した白黒写真を見て、「あっ、やっぱり鳥塚だ!」と思ったらしい。
そうです。
昔の知り合いは今の私を見ても私だと思わないのです。
当時の体重は52kg。Gパンは28インチを穿いていましたからね。
小学生のころは洗濯板って呼ばれてました。
あれから30数年が経過。
体重は着実に1年に1kgずつ増え続けて現在にいたっております。
わずか5分ほどの会話でしたが、30年の時間があっという間に逆戻り。
昔話と共に、数年前に秋葉原の歩行者天国のテロで命を絶たれた同級生のK君の話になって、
「あいつ、物静かだけどいい奴だったよなあ」
「暗いニュースばかりだけど、お前のことが明るい話題なのでホッとしているよ」と言ってもらいました。
高校時代に一緒に8ミリ映画を撮影していた話になって、
「あの8ミリ、俺の家にあるよ。VHSに落としてあるから」とのこと。
昭和53年に小海線のキハ55とキハ17を映した貴重な8ミリフィルムの所在もわかりました。
ということで、ズームインに取材をしていただくことになりました。
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そのうち、「お前の親父には何百万円貸してあるんだ!」なんて電話もかかってくるんだろうなあ。
まあ、それも想定内ではありますが。
自分のことはとりあえず置いといて、いすみ鉄道と沿線地域を全国区にするのが私の使命ですから。
それにしても2日前の昼飯、何食ったか全く覚えていないのに、30数年前の記憶が鮮やかによみがえるなんて・・・・
やばいなあ。
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