沿線は鉄道模型のシーンみたいです。

私、Nゲージの鉄道模型をやっているのですが、最近(といってもここ数年)、トミーから街並みシリーズという住宅や商店の模型が出ています。
その街並みシリーズのテーマは「昭和」。150分の1のサイズで、昭和の街が並ぶ仕掛けです。
写真は我が家にある模型の一部。
駅前の日通営業所や、古い映画館が建ち並ぶ中、113系の総武快速が走ります。

私が最初に国吉にきて、ピンと来た理由がこれです。
国吉駅がある苅谷という町は、とにかく昭和そのもの。
街道沿いにちょいと歩くと、あっという間にタイムスリップしてしまう町です。
もっとも、日本中にこのようなところは他にもあるでしょうけど、やっぱり、非電化ローカル線が走っていて、駅があることが何よりも大切な前提条件ですから、そうなると、東京から日帰り圏内では、国吉はかなりポイントが高いのです。



どうです。この街並み。
すごいでしょう。
古いものを復元したのでもなく、ただ、そこにあるだけ。
そして、今でも人が住んでいて、そこに人々の暮らしがあるのです。
この間、駅に降り立って次の列車まで何もすることがないというお客さんがいましたので、国吉神社までの散歩を勧めました。
普段、都市部で暮らしている方でしたら、きっとご満足いただけるコースです。
その方も、約1時間散歩を楽しまれて、満足そうに「また来ます」と言って、列車でお帰りになられました。
車で来るのもいいけれど、汽車旅ならではの途中下車は最高ですよ。
いすみ鉄道のムーミン列車は「見て楽しく」「乗って楽しく」「途中下車して楽しい」のです。
いすみ鉄道にいらして、ご自分の心の中をのぞいてみてください。